2016-01-01から1年間の記事一覧

欧州初の長期金利上昇が米長期金利にも波及し

欧州初の長期金利上昇が米長期金利にも波及し、超金利がゼロに固定化されている円は独歩安の展開となった。 日銀政策が実質的に引き締め的、隠れたテーパリングとの見方から円高トライとなったが、本邦機関投資家の買いに阻まれたことや、本当に米金利上昇が…

年末調整

ドル高の調整局面が訪れている。 最も顕著なのはGBPUSDだが、AUDUSD,NZDUSDも急反発している。背景には、先日のイエレン議長の「ハト派」シフトがあると思われる。 インフレを気にせず、米経済をオーバーヒートさせると宣言しているので、比較的高金利である…

本日の東京市場では、ドル円は堅調に104円を再度示現したが

本日の東京市場では、ドル円は堅調に104円を再度示現したが、104円前後には13日まで大量に行使期限を迎えるオプションがあり(30億ドル以上)、ここを一気に抜けるのは難しいかもしれない。 レンジと決めこんで、吹き値売り、押し目買いを繰り返すことが出来…

欧州とのハッキリとした決別を示したメイ首相

欧州とのハッキリとした決別を示したメイ首相 3月までに離脱条項を申請し、離脱に向けて進むとメイ首相は言明した。民主主義の本家として、民意が離脱と言った以上、それにむけて政府は全力を尽くす、見ていて気持ちが良い。 英国の決意を軽く見てはいけない…

次はドイツ銀行か

次はドイツ銀行か 日銀、FOMCとイベントが終わり、為替マーケットは次の一手を探しあぐねている感があるが(思ったほど、円高に行かなかった)、欧州から火の手が上がりそうな雰囲気だ。 メルケル政権は他国の金融機関に対して非常に厳しい姿勢(株主、債券…

「量」の減額を懸念する海外勢

「量」の減額を懸念する海外勢 FOMCが金利引き締めを見送り、ドットチャートが下方にシフトしたことから、世界的に金利が低下し、株価が上昇した。「9月は米国株下落、リスクオフ」と信じた向きが米国株ショートを膨らませたが、あっさりと退場させられてい…

102円以下のストップ・ロスを付け、ドル円下落

102円以下のストップ・ロスを付け、ドル円下落 特にニュースも見当たらない中、ドル円は102円以下のストップ・ロスを付けて101.70円前後へと下落した。ユーロ円や英ポンド円も下落している。 しかしながら、豪ドルは明日のRBA理事会議事録要旨発表を前に堅調…

徐々に焦点ボケ、レンジ取引へ

浜田内閣官房参与の発言により、ドル円は103.80円前後から103.37円へと急落、その余波もあり、上値追いに慎重になってきました。米側から、利上げに関して何らかのサインがあるわけでもなく、モヤモヤした気分を抱えながらのトレーディングになりそうです。 …

黒田総裁講演をきっかけにドル円反落

黒田総裁講演をきっかけにドル円は雇用統計後の高値から反落しました。総裁会見は、9月21日の「総括的検証」について、一部で観測されたような緩和を縮小するような内容ではないと言明したものの、ヘリマネを明確に否定し、新しい政策についても示されず、従…

雇用統計待ち

雇用統計待ち 毎月、第一木曜日は「雇用統計待ち」というタイトルになってしまう。翌日の米雇用統計の数字が非常に重要だからだが、これは如何ともし難いものがある。 毎年夏の米雇用状況は若干悪くなる。よって、エコノミストの予想も、少し低めの18万人。…

米雇用統計

米雇用統計 これまで金融市場は、ジャクソンホールの結果をずっと待っていたが、ある意味期待通り、ゲームチェンジャーになった可能性がある。イエレン議長がややタカ派的講演を行い、CNBCのテレビインタビューでフィッシャー副議長が、米雇用統計を見てとい…

ポジション調整相場、強いのはGBP

ポジション調整相場、強いのはGBP ポジション調整相場であり、そうなると最も積みあがっているポジションが巻き戻されることになる。ただ、それだけが理由のマーケットだが、実際GBPショートが積みあがっていることは事実であり、ショートにしている理由がBR…

ダドリーNY連銀総裁がドル安を止める

ダドリーNY連銀総裁がドル安を止める ダドリーNY連銀総裁が「9月利上げの可能性」に言及し、ドル下落が止まった。雇用の数字は良いものの、その他の経済指標はまちまちであり、大統領選挙前ということもあり、9月利上げは難しいと考えられていた。 しかし、…

ドル下落

ドル下落 これまでサポートされていた100.80円前後が決壊し、100.10円までドル安が進行、この影響もあり、ユーロドル、AUDUSD、NZDUSDでもドル安が進み始めている。 明日の議事録前にドル安が進み始めており、議事録の内容が相当緩和的な内容なのかもしれな…

やはり、GBP安、USD安に賭ける

やはり、GBP安、USD安に賭ける 昨日のドル円は、101円を何度も攻めても下げきらなかったので、結果的に反動高となった。8月15日の利金支払いに伴い、通常円転玉がでることになってはいるが、それだけで円高に持っていくのは難しい面もある。 しかし、インフ…

材料難で、次の1手が難しく

材料難で、次の1手が難しく 好調な米雇用統計の影響からドル高が進んだが、そのインパクトも次第に薄れつつある。バケーションをとるトレーダーが多いことや、オリンピック開催期間中ということも大きい。 次の一手が難しくなっている。米国のファンダメンタ…

本日は、MPC、英中銀理事会が開催される。

99%の確率で0.25%の利下げが行われるものと考えられており、それに加えて資産購入を増やした場合、英ポンド安に反応するものと思われます。 しかし、予想通りであると、反応は難しく、意外にGBP買い戻し優勢な局面が最初に来るかもしれません。また、政策…

株価の日銀離れ?

株の関係者の話を聞くと、株価は日銀離れをしたらしい。なんとも不思議な話だが、日銀が市場の期待する緩和策を出せなかったのに、株価は下落しなかった。すなわち、日銀が期待に答えられなくても、株価は維持できた、上昇した、だから日銀離れだという。 な…

日銀終了、新しいマーケットが始まる

日銀はETF増額、総額6兆円を決定。発表前からマーケットは空中戦状態で、何もプライスのない中、アルゴだけが右往左往。決して儲かってるようには見えない。 本日の決定は市場の期待以下ではあったが、リアルに日経を買い支えるので、日本株は当面下支えられ…

日銀金融政策決定会合を控えて

先週末、日銀金融政策決定会合後のシナリオを複数用意し可能性を検討しましたが、大分議論も煮詰まり、更に情勢も変化してきましたので、一部の友人と再検討しました。 1 政策変更無し⇒ドル円即急落。 2 マイナス金利の-0.3%への深堀り、ETF買入れ年5兆円へ…

任天堂終了、日経も天井近いか

任天堂終了、日経も天井近いか 任天堂の株価が急落した。ポケモンGOが好調とはいえ、任天堂の業績への影響には限りがあると発表したためだ。制作会社ナイアンティック、任天堂32%出資の株式会社ポケモン、そして任天堂の関係を考えると、いくらポケモンGOが…

黒田発言とその後

黒田発言とその後 昨日のアジア時間は終日日経平均株価が堅調さを維持する中で、JPYが全面安の展開となりドル円は6/11以来の107円台ミドル回復となった。 東京仲値決済(9時55分)に向けて買い進まれるものの、その後は短期投機筋の利食い売り並びに本邦輸出…

黒田総裁、ヘリマネを否定

黒田総裁、ヘリマネを否定 あまりにもヘリコプターマネーへの期待が高まっているので、市場の期待を落とす必要があると判断したのでしょう、黒田総裁は、明確にヘリコプターマネーを否定しました。 金融緩和論者ではあるが、財務省出身者として当然の判断。…

ソフトバンクのGBPJPY買いは、どこまで終わったのか

ソフトバンクが英ARMを3.3兆円で買収とのニュースに湧いたが、この3.3兆円分のGBPを既に調達済みなのか、それとも一部だけ調達済みなのか、はたまた、全く調達できてないのか、それだけでも今後のGBPJPYマーケットに与える影響は違ってくる。 スプリントを買…

ソフトバンク、英ARM買収

ソフトバンク、英ARM買収 アリババ株等を売却していたため、新たな投資先を探しているのではないかと見られてましたが、英優良半導体メーカー買収に動きました。多くの携帯電話で使われてますし、今後IOTの時代となるので、チップが大量に必要となると見たの…

海外勢はどこまでヘリマネを信じているのか

本日の東京市場は、流石にこの2日で5円近く動いているので、輸出の売りに押されドル円は104円前後まで押された。しかし、上昇幅に比べると、押しはまだ限定的だ。菅官房長官が「ヘリマネは考えてない」と発言したが、まさか「考えている」と発言できるわけも…

新首相誕生で、GBP底入れか

メイ氏が新しい英国の首相になることが決まった。これまで、離脱への不透明要素の一つが消えたことになる。また、メイ氏は残留派であった。このことも、EU側と過度に対立し、無秩序な離脱への恐怖を和らげる事になった。 今週木曜日のBOE理事会では利下げが…

ヘリマネ期待でドル円急騰

安倍首相が経済対策を指示したこと、バーナンキ氏が本日、そして明日と黒田総裁、安倍首相と会うことから、ヘリコプターマネーへの期待が浮上し、ドル円は1.5円もの急騰となった。 本当にヘリマネ的政策が出てくるのか、それとも単なる市場の先走りなのか、…

豪ドル、NZドル堅調

豪選挙の結果、ターブル首相率いる保守連合(自由党・国民党)、野党の労働党、いずれも下院で過半数となる76議席をを取れず、ハング・パーラメントの懸念が出てきた。朝方、豪ドルは0.7450前後まで下落した。 しかしながら、その後豪ドルは大きく反発し、先…

BREXIT後のマーケットチェック

BREXIT後のマーケットチェック 株式市場は、日本や欧州の一部を除き、大きく戻した。リスクオフというセンチメントではなくなった。ただ、債券市場は低金利で張り付いている。為替市場は、GBPは低迷したままだが、ドル円はある程度回復(ただし103.50円は超…