2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ドル円急落、どこまで落ちるか?

日銀の政策変更なしとの決定を受けて、ドル円が下落している。ペースが早い感じはするが、昨日の黒田総裁会見を見ても、もう既に打つことが出来る手段がなくなっている感は強い。金融政策で対策を打ち出すことができず、介入も封じられているとあれば、ドル…

日銀、政策変更せず、ドル円急落

日銀政策決定会合では、政策変更なし。 発表前に111.70円前後だったドル円は108.75円前後へと瞬時に3円近く急落した。市場が受けた衝撃度がわかる。ブルームバーグによる意図的な誤報で、事前に相当レベルまで緩和を織り込んだせいもあるかもしれないが、そ…

GPIFによるヘッジはどの程度インパクトがあるのか。

報道によると、GPIFが為替ヘッジを行うらしい。既に125円の高値から10円以上下落しているので、「実はヘッジしたりして頑張ったんです」と、下手なアリバイ作りをしているようだ。GPIFはこれまで基本為替はヘッジなしで運用していたのだが、周囲が厳しくなっ…

ETF増額が予想されるが、正しい政策なのか?

今週最大の注目は、28日(木)開催の日銀政策決定会合。 先のブルームバーグ報道から、ETF増額やマイナス金利での銀行貸し出しが決定されるのではと憶測されている。インフレ見通しが悪化するたびに、新しい政策を打ち出していかなくてはならないかのように…

追加緩和、ヘリマネ導入をを催促する外人たち

「日銀、マイナス金利での金融機関への貸出検討」とのブルームバーグ報道から火がつき、ドル円は強異レジスタンスと考えられていた110円を突破し、110.74円前後まで上昇した。今回のドル円上昇は、海外勢主導である。国内のアナリスト、トレーダーは、年初の…

強い株価は何を意味する?

本日日経平均は457円高。円高を物ともせず、力強く上昇した。背景には原油価格の上昇があるのであろうが(経済的には原油価格の上昇は日本経済にとって悪影響を及ぼすはずだが)、先のワシントンG20で確認された、財政政策での世界的景気浮揚運動が日本株に…

方向感を失うマーケット、膠着状態が続くか

ドル円相場は107円台半ばのサポートが破れずリバウンドすることになったが、109.70円から110円にかけては強いレジスタンス。レジスタンスを突破するほどの力もなく、109円前後での膠着状態となっている。ユーロドルも1.1465を試して失敗したが、基本的に上海…

下がらなくなったドル円

材料面で、あまりにも円高材料が揃いすぎてしまったのであろう。長期プレーヤーはドル円ロングで捕まっているが、短期のプレーヤーはほぼ全員ショートで捕まったのだろう。月曜日のモーニングサテライトを見たとき、為替の専門家でもないゲストが「まずは、…

当局の努力は空振りに終わったか?

麻生財務相とルー米財務長官の会談では、先のG20声明を踏襲することで合意したものの、特別日本サイドに配慮したような内容はなかった。ラガルドIMF専務理事は、日本の報道ではあたかも「介入容認」に聞こえるような報道だったが、正確には介入には厳格な制…

薄れつつある日経とドル円の連動性

日経は500円超の急騰。昨日今日で1000円もの上昇である。3共済等の年金の買いと言われているが、おそらく海外ファンドやアルゴのショートカバーもあったのだろう。日経の上げはスゴイが、しかし付いて行く気にはなれない。1万7千円以上の日経は、ちょっと高…

ドル反転か

ユーロドルが、昨日最高値を更新したものの、現状従来レンジの下限を割り込んできている。ドル円も麻生財務相とルー米財務長官が14日に会談との報道もあり、109円台にしっかりの乗せてきた。ドル反転の兆しである。ユーロドルは1.13台後半をストップにショー…

ドルインデックスがダウントレンド入り

ドルインデックスがダウントレンド入りドルインデックスの週足チャートを見ると、雲を下抜けようとしている。ドルが全面安になる可能性が出てきた。このところ、円にばかり注目が集まったが、上海合意を考えると、ユーロドルも抜けるとすれば上方向なのだろ…

売られ過ぎの分は買い戻されるが

本日は金曜日なので、週末前のショートカバーが起こりやすい。特に、一部のプレーヤーは週末に何か安倍政権が秘密兵器を出してくるかもしれないと思っている。しかし、今の状況をしっかり分析すれば、多少のショートカバーはあったとしても、トレンドが変わ…

円独歩高

円高の動きがとまらない。昨日懸念した通りの展開だ。安倍首相がWSJに「介入はいけない」と先日発言したこともあり、介入のリスクはなくなったと市場は考え始めている。もはや、金利差がどうの、アベノミクスがどうのという相場ではなくなっている。潜在的に…

戻らないドル円、真性リスクオフなのか?

雇用統計以来、僅かの日数で110円割れを実現。明らかに売られ過ぎでもあるので、多少のリバウンドもありそうなものだが、戻らない。一方、豪ドルやユーロドルは頭が重くなっている。ドル安と言うよりは、いつのまにか円が主人公になりつつあるようだ。その場…

あまり材料にならない米雇用統計

本日は、米雇用統計。市場予想はNFP20.5万人、失業率4.9%。しかしながら、米雇用統計の数字で一喜一憂するマーケットは終わりつつある。良い数字が出れば、それなりに上がるし、悪ければドルは落ちるだろう。イエレン議長が、金融引き締めは目先ないと明言…