2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

月末フローに注意。明日からヘッジファンドはNew Year

このところ膠着した市場が続いているが、老舗米系ファンドにとって実質的に年度末に当たる影響も大きいだろう。本日11月末日、実質的な2015年度最終日である。今年は多くのヘッジファンドにとって厳しい年だったので、この最終日に敢えて活発に売買する人も…

12月3日、ECB理事会に向けて始動

昨日は感謝祭、ほとんど動きのない一日。本日から徐々に参加者が増え、12月3日のECB理事会に向けてポジション構築が始まるだろう。マーケットの期待に答えられる大規模緩和があるかどうか、その可能性は高いと思われるが、収益の上がってないファンドやトレ…

感謝祭後の動きを先取りに行く相場

本日は感謝祭。米国勢は殆ど参加しないだろう。マーケットも薄く、基本的に動かないと思われる。動かないはずだが、何かあるとすれば、感謝祭後の動きを先どることになるだろう。感謝祭のあとは、12月3日ECB理事会が大きな山場となる。おそらく、大規模緩和…

ユーロドル、調整はまもなく終了か?

1.0688まで上昇したが、「ECBは次回の会合で銀行の預金に対する2段階の手数料課税か追加の債券買い入れについて議論するようだ」との報道があり、1.06割れまで真っ逆さま。基本的に感謝祭前なので、現状レベルから下を攻めることが出来るかどうか、難しい面…

トルコ、ロシア機を撃墜

トルコがロシアの戦闘機を撃墜したと言うニュースが流れ、市場はにわかにリスクオフとなった。ただ、ロシア機の操縦士達は脱出出来たようであるし、トルコとロシアがこの事件で戦争状態になるとも考え難いので、しこりは残ったとしても、事態は拡大しないと…

全体的にドル上昇、FRB非公式会議開催も影響か。

為替市場は、全体的にドルが堅調。これまでユーロドル及びユーロクロスが弱かったが、金曜日のGBPUSDの動きをフォローしてAUDUSDも値を維持できず、高値から100ポイント前後落ちた。次のFOMCで利上げはほぼ決定的であり、その会合に向けての準備が整いつつあ…

ドラギ総裁「インフレ率を上げるためならなんでもやる」

感謝祭前のゆったりとしたマーケットだったが、先ほどドラギ総裁はインフレ率を上げるためなら何でもすると、かなり強い調子で更なる金融緩和を示唆しました。感謝祭前の調整を期待しいたのですが、ドラギ総裁の力強い発言を聞くと、12月3日には、かなり大き…

FOMC議事録は無風、来週は感謝祭

FOMC議事録は、とりわけ特別視すべき内容はなかった。発表直後はもみ合い状況だったが、ユーロドルでは次第に買戻し優勢となり、本日のアジア時間には1.07台を超える取引となった。1.06前後から下には大きなバリアが点在し、バニラオプションも1.06-1.07の間…

FOMC議事録に注目だが

昨日の海外市場は、小動きながらも地味にユーロが下落する動きが続き、ユーロドルは1.0630前後まで下落した。ダウンサイドにバリアオプションが大量に存在し、加えて1.06前後には満期が近いオプションが2千8百本ほどあるようで、ここからの下攻めはさすがに…

株価が反発したからと言って、テロの影響がなくなったわけではない

昨日の海外市場では、欧州や米国株は大きく反発、おそらく「愛国買い」が相場を支えた。テロに屈しない姿勢を示したといえる。しかしながら、株価が戻ったり、ユーロ円が上がったりしたからと言って、もうテロの影響はないというのは、あまりにも単純すぎる…

本邦7-9月期GDPは-0.8%、追加緩和期待が再び台頭

本邦7-9月期GDPは-0.8%となり、補正予算期待及び今週木曜日に日銀がサプライズ緩和するのではないかとの観測が再び頭をもたげている。テクニカル的にはリセッション入りなので、日銀が追加緩和に動くのではないかとの期待が頭をもたげている。補正予算の思…

週末前の調整モード

昨日の海外市場では、ドラギ総裁のハト派的な発言を背景にユーロドルは1.07前後を試したが、後が続かず、NY勢参入後の怒涛のコモディティ売りもあって、ユーロドルは最後にショートカバーを余儀なくされ、シドニー市場で1.0817前後まで上昇した。しかし、そ…

強い豪雇用統計、利下げ観測吹き飛ぶ

豪雇用統計は、文句無しに良い数字。雇用の数字はブレやすいとは言え、それを割引いても強い。市場では次の利下げがいつかという点ばかり焦点となっていたが、利下げ観測は吹き飛んだ。相当なことがない限り、もう利下げというわけには行かないだろう。とな…

本日米国休場、ドラギ発言に注意

本日、米国はベテランズデーで休場。ドラギECB総裁の発言が22時15分にあり、それが注目される。しかしながら、マーケットが極端に薄い中での講演なので、もしEURに関してポジティブな内容であれば、マズイのではないかとの懸念から、本日EURは買い戻し優勢と…

ユーロドル利食いは入っているが、徐々に重くなっている

為替市場は一進一退の状況。昨日米国株が下落し、ややリスクオフ的な展開になったが、本日の東京市場では、元気な本邦勢が日経を買い支え、ドル円も買った。東京時間はどうしても「アベノミクス応援団」からの円売り、株買いが入りやすい。一方、ユーロドル…

強い雇用統計、ドルブル一色だが

先週金曜日に発表された米雇用統計は、NFP27.1万人など文句のない内容。メディアのコメントを見ると、ほとんどの人がドルブルとなり、反対意見はないようである。確かにドルは上昇するだろうが、次のFOMCは12月16日、ECBにしても12月3日であり、それまで間が…

米雇用統計を待つ

本日の米雇用統計待ち。前回が悪かったこともあり、今回の予想は割りと低め(現時点で18.5万人)。よほどひどい数字でなければ、イエレン議長の正常化への意欲は強いので、利上げに障害とはならない。よって、ある程度の数字ならドル高材料。しかし、ユーロ…

英中銀金融政策委員会に注目

ユーロドルは順調に下がってきている。下落がスタートした前回のECB時点の1.13前後から既に450ポイント前後下がってきている。1.08は5月7月8月と何度か止められた所。ここで、少しもみ合うのは仕方ないだろう。100ポイント前後のもみ合いを経て、最終的には…

郵政上場、それが何か?

日本郵政グループ3社の上場は首尾よく終わり、初値は日本郵政が1631円(売り出し価格1400円)、ゆうちょ銀行1680円(同1450円)、かんぽ生命が2929円(2200円)となった。政府は東日本大震災復興財源として4兆円を売り出す計画なので、この上場で買った人が…

予想よりややタカ派的だったRBA

本日の注目は、RBA。理事会。インフレ率が低下してきているので、思わぬサプライズが期待されたが、声明文はさらなる緩和を示唆しつつも、「ビジネスサーベイはこの一年緩やかに改善してきている」と余計な一文を入れてきた。このため、RBAは景況感を改善し…

焦点ボケとなりそうな週、ISM製造業の數字に注目

先々週のECB、先週のFOMCとBOJ、こうした大きなイベントを終えて、今週はどちらかと言うとゆっくりとした週になりそう。毎月、第1週は米雇用関係の數字が多く発表され、米雇用統計が注目されるが、先週のFOMCで利上げしたい意向を強くにじませたことから、米…