2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

6-7月利上げは、ほぼ決定的か

先週金曜日、イエレン議長は、向こう数ヶ月のうちに利上げがありうると発言、市場は他のFOMC委員同様に、イエレン議長も早期利上げ派になったとしてドル買いに動いた。 米為替政策を材料に円高方向を攻めたが、時間切れ、むしろ米利上げが目前に迫っているた…

消費増税延期、ほぼ確定的に。

消費増税延期、ほぼ確定的に。サミットを自らの政治目的のために使うという、安倍首相は前代未聞の大技を繰り出した。リスクは確かにあるとはいえ、現状を100年に1度というリーマンショックに例えるのはどうだろうか? 先延ばしがほぼ決まったが、マーケット…

乱高下激しい、イエレン議長待ちのマーケット

ドル円は110円台で推移していたが、今朝突然110円割れから109.42円前後まで下落した。下落の理由が、あまり見当たらず、単にポジションが傾いただけと思われる。しかし、最近のマーケット、コンピューターが主役のマーケットは、瞬間の動きが早く、一瞬何が…

RBAスティーブンス総裁発言で豪ドル下落

RBAスティーブンス総裁は、「インフレ率は本当にやや低すぎる」「豪ドルは現在、想定通りの動き」と発言、豪ドルは下落した。豪が利下げ局面にあり、今年後半約2回は利下げが予想されること、一方、米国は今年2回利上げが予想され、政策のコントラストが際立…

6月もしくは7月利上げを打ち出したダドレーNY連銀総裁

FRBのコア3の一角である、ダドレーNY連銀総裁が6月もしくは7月の利上げを打ち出した。内容的には先のFOMC議事録の内容どおりであるが、これまで最ハト派の一人であったダドレー氏が利上げを支持するところに、FOMC内の変化を感じさせる。マーケットはこれま…

FOMC議事録とBrexit懸念後退で、動きやすくなったマーケット

FOMC議事録は驚きの内容。もちろん、経済の諸条件が許せばとの但し書き付きだが、6月利上げを明言したのは大きい。このところ、ロックハート氏等、地方連銀総裁が利上げの可能性に言及してきたが、『本気だったの?』という感じだ。利上げとなれば、ドルは堅…

ドル堅調

本日、最大の注目は本邦1-3月期GDPだったが、フラッシュの数字は予想を大きく上回った。しかしながら、個々の数字を見ると、昨年10-12月期が大幅にリバイスダウンしていることや、国内に於ける設備投資が壊滅的に低いことから、熊本の震災の影響を考慮する…

ドル円堅調、豪ドルも反発

RBA議事録は、市場参加者の思惑以上にタカ派的。次の利下げを展望するというよりは、今回は予防的な措置という印象を残し、ショートカバーを誘った。しかしながら、インフレ率がかなり下がっていること、中国経済指標が軟化しつつあることから、やはり次のリ…

膠着状態が続きそう

週末に仙台でのG7 財務相会合、来週は伊勢志摩サミットと、大きなイベントを控えている関係もあるのか、動き難いマーケットになっている。ドル円は先週末、強い米小売、消費者信頼感指数に109.50円前後のレジスタンスを試したが失敗、結局上値の重さを確認し…

混迷化する中、売りやすくなった豪ドル

為替市場はよくわからない、混迷状況となっている。ドル円も、GW中の下攻めに失敗し109.40円前後までショートカバーしたが、上は上でやはり重い。ユーロドルは上に行きたいのか、下に行きたいのか、さっぱりわからない。こうした中、豪ドルはCPIがマイナスに…

ドル円90-95円になれば介入せざるをえない(浜田内閣官房参与)

今週に入って、ドル円に強烈なショートカバーが入っている。GWの間に円が急騰するのではないかという懸念があったが、結果的にそれほど円高に進まなかったこと、弱い米雇用統計でもドル下落しなかったので、ドルに対する信任が循環的に戻ってきているかのよ…

いったんの底打ち予想が増えてるが。。。

先週金曜日発表された米雇用統計は、雇用増16万人(予想20万人)、失業率5.0%(予想4.9%)と予想を下回った。平均時給こそ0.3%と予想通りだったが、労働参加率が62.8%と低下したことは意外だった。この結果を受けてドル円は106円台半ばを試したが、攻め…

雇用統計の影響力は小さくなっている

米雇用の状況は利上げを抑制する理由にはなっていない。もっぱら新興国市場等を支えるためにイエレン議長率いるFRBは利上げを抑制するのだ。よって、強い数字が出ても利上げの理由にはならないし、弱い数字の場合、利上げがもっと後ずれするのではないかとい…

ドル反発

昨日の海外市場では、ドルが急反発した。低金利通貨のロングばかりが溜まった影響もあったであろうが、コモディティ価格の下落、コモディティ通貨の反落を伴っており、「セルインメイ」を前にしたリスクオフ的な動きの先取りだったのかもしれない。いくつか…

加速するドル下落

ユーロドルが1.15台に乗せてきた。新しいレンジに入った感じがする。ドル円も苦もなく105円台。この相場は、いつドルが反転するかではなく、新しいドル安相場の始まりに感じる。多くの人達が、米は金融引き締め局面、欧州と日本は緩和局面、よってドルが結局…

円高相場の終わりなのか、それとも始まりなのか?

米為替報告書は、ドイツ、日本、中国、韓国、台湾を「監視リスト」に入れるという異例の措置となった。次期大統領候補が何れも、為替政策的に厳しい立場を取る人たちばかりなことを考えると、これは米国の新たなドル政策の始まりと考えたほうが良いのかもし…