2015-01-01から1年間の記事一覧

EURGBPの買いが進行中

ボクシングデー開けの欧州市場ではEURGBPの買いが進行中。月末のブンデスバンクによるEURGBP買いかもしれないが、この時期のマーケットは来年の相場を先取りする動きになり、来年のポンド安相場の先取りが始まっているのかもしれない。英国がEUから離脱する…

本日のNYから本格的に新年度相場入り

ロンドン市場はボクシングデーで休場だが、本日のNYから通常マーケットに戻ると考えて良いだろう。リクイディティ的にも十分戻る。年末年始のマーケットは薄くて危険という解説も多いが、普段のマーケットが厚すぎという考え方もある。コンピューター化が進…

クリスマス前の薄い中、新しい動きが進行中

本日の東京マーケットは小動き。日経の年末終値が1万8千円台だと寂しいので、なんとか1万9千円台に持って行こうとする動き(掉尾の一振にかけた動き)が出てきている。そのため、東京時間は円安、日経高圧力がかかるが、海外勢は円を買い戻しし始めているの…

年末年始の円高リスクに注意

先週金曜日発表された、日銀の新たな「補完的措置」への批判が厳しい。黒田総裁も「金融緩和ではない」と言っているが、誰も予想してないタイミングを狙って敢えて発表したこと、JGB購入の限界論に配慮した措置であること、そもそもこのタイミングでわざわ…

せこいことをして失敗してしまった黒田総裁

日銀は本日、新たな補完的措置としてJGB買い入れ平均残存期限の延長(デュレーション延長)、そして新たに3000億円ETF買い入れ枠を設定した。しかし、ETFの買い入れ枠はリーマン・ショック時に日銀が銀行から買い入れた株式売却と同時に行うので、ネットで買…

FOMC後に備えて

日本時間、明日早朝4時発表となるFOMCの結果を待つのみ。声明文の内容、ドットの推移、30分後に行われるイエレン議長会見、これらの内容から、今後のマーケットの推移を占うことになる。昨日来、ドル買い、株買いが強い。不透明感が払拭されることで、市場が…

FOMC前のポジション調整相場

基本的に、FOMC前のポジション調整相場。ショートの人は買い戻すし、ロングの人は売りたいし、といった「行って来い」を繰り返している。FOMC後の動きについては、ブルベア両方真っ二つであり、何とも言い難い状況。利上げを素直に好感し、ドル高となるシナ…

FOMC待ちのマーケット

今週は、水曜日のFOMCが最大の焦点。ただ、0.25%の利上げも、その後の引き締めペースが緩慢であることも、全て織り込まれている。かりに、引き締めペースが現状の年3回(つまり、次は4-6月に利上げ)から4回(次は3月利上げ)ということになれば、思わぬ盛…

米小売売上高が焦点だが。。。

本日のドル円相場は、MSQを控えた日睨みの展開。買い残が多かったので、MSQは安く決まったが、その後は持ちあがり、ドル円も同時に122円台乗せとなった。しかし、122.25/30のレジスタンスを越えなければ、まだショートが有効に見えるチャートであり、底入れ…

ドル円はトップフォーメーション?

昨日は、様々なことが一度に起き、混乱した一日だった。多くの人が「どうしてドル円はげらくしたのか?」この話題で持ちきりであった。ドル円は122円台前半には、本邦機関投資家等からかなりビッドがあったはずだが、簡単に飲み込まれてしまった。一説には、…

年末前のポジションスクイーズ相場

大きなイベントはFOMCしかなく、材料的には難しそうだが、少し動きが出てきている。人民元が弱含んでおり、今年8月の動きを彷彿とさせている。また、原油安が進み、カナダやNOK,それに豪ドル等資源国通貨が下落している。基本的には来週のFOMCでの米利上げは…

材料難の中、原油安がコモディティ通貨を押し下げ

来週のFOMCまで、さしたる材料もない中、原油価格の急落を受けてコモディティ通貨が売られている。原油価格に関しては、OPECが原産合意できなかったことへの失望となっているが、OPECのあり方はかつてとは違ってきており、減産合意は不可能だ。そもそも、OPE…

イベントの空白期間、来年以降の動きをじっくり考える時間か?

ドラギショック以降、市場は完全に方向感を失ってしまった。多くのエコノミスト、評論家の見立ては、米国が金融引き締め、欧州(及び日本)が金融緩和という方向性に変化はないので、ポジション調整の時間はある程度かかるだろうが、結局はユーロ安ドル高方…

がっかりな内容だったECB理事会

昨日のECB理事会は、ドラギ総裁による大規模緩和を予想していたマーケットを、反対方向に驚かせた。はっきり言って期待を煽り過ぎだったとしか言いようが無い。ドラギ総裁は市場の期待を必ず上回る答えを出してくるはずという「ドラギマジック」は、昨日で終…

ECB待ち

ECBの決定を待つのみの日。市場のコンセンサスはデポレート-0.1(~0.15)%程度の下げ、QE拡大100~150億ユーロというところだろうか。ゴールドマン・サックスは本日市場の想定以上の金融緩和によりユーロドルは300ポイント下がると言っている。しかし、こ…

ECB前の調整相場

ECB前の調整相場の様相。しかしながら、1.0550以下にはバリアオプションが大量に控えているのがわかっているのに強引に付けに行けないとなれば、やはりセルサイド(証券会社等)のトレーディング力が落ちているからと考えざるを得ない。モルガン・スタンレー…

月末フローに注意。明日からヘッジファンドはNew Year

このところ膠着した市場が続いているが、老舗米系ファンドにとって実質的に年度末に当たる影響も大きいだろう。本日11月末日、実質的な2015年度最終日である。今年は多くのヘッジファンドにとって厳しい年だったので、この最終日に敢えて活発に売買する人も…

12月3日、ECB理事会に向けて始動

昨日は感謝祭、ほとんど動きのない一日。本日から徐々に参加者が増え、12月3日のECB理事会に向けてポジション構築が始まるだろう。マーケットの期待に答えられる大規模緩和があるかどうか、その可能性は高いと思われるが、収益の上がってないファンドやトレ…

感謝祭後の動きを先取りに行く相場

本日は感謝祭。米国勢は殆ど参加しないだろう。マーケットも薄く、基本的に動かないと思われる。動かないはずだが、何かあるとすれば、感謝祭後の動きを先どることになるだろう。感謝祭のあとは、12月3日ECB理事会が大きな山場となる。おそらく、大規模緩和…

ユーロドル、調整はまもなく終了か?

1.0688まで上昇したが、「ECBは次回の会合で銀行の預金に対する2段階の手数料課税か追加の債券買い入れについて議論するようだ」との報道があり、1.06割れまで真っ逆さま。基本的に感謝祭前なので、現状レベルから下を攻めることが出来るかどうか、難しい面…

トルコ、ロシア機を撃墜

トルコがロシアの戦闘機を撃墜したと言うニュースが流れ、市場はにわかにリスクオフとなった。ただ、ロシア機の操縦士達は脱出出来たようであるし、トルコとロシアがこの事件で戦争状態になるとも考え難いので、しこりは残ったとしても、事態は拡大しないと…

全体的にドル上昇、FRB非公式会議開催も影響か。

為替市場は、全体的にドルが堅調。これまでユーロドル及びユーロクロスが弱かったが、金曜日のGBPUSDの動きをフォローしてAUDUSDも値を維持できず、高値から100ポイント前後落ちた。次のFOMCで利上げはほぼ決定的であり、その会合に向けての準備が整いつつあ…

ドラギ総裁「インフレ率を上げるためならなんでもやる」

感謝祭前のゆったりとしたマーケットだったが、先ほどドラギ総裁はインフレ率を上げるためなら何でもすると、かなり強い調子で更なる金融緩和を示唆しました。感謝祭前の調整を期待しいたのですが、ドラギ総裁の力強い発言を聞くと、12月3日には、かなり大き…

FOMC議事録は無風、来週は感謝祭

FOMC議事録は、とりわけ特別視すべき内容はなかった。発表直後はもみ合い状況だったが、ユーロドルでは次第に買戻し優勢となり、本日のアジア時間には1.07台を超える取引となった。1.06前後から下には大きなバリアが点在し、バニラオプションも1.06-1.07の間…

FOMC議事録に注目だが

昨日の海外市場は、小動きながらも地味にユーロが下落する動きが続き、ユーロドルは1.0630前後まで下落した。ダウンサイドにバリアオプションが大量に存在し、加えて1.06前後には満期が近いオプションが2千8百本ほどあるようで、ここからの下攻めはさすがに…

株価が反発したからと言って、テロの影響がなくなったわけではない

昨日の海外市場では、欧州や米国株は大きく反発、おそらく「愛国買い」が相場を支えた。テロに屈しない姿勢を示したといえる。しかしながら、株価が戻ったり、ユーロ円が上がったりしたからと言って、もうテロの影響はないというのは、あまりにも単純すぎる…

本邦7-9月期GDPは-0.8%、追加緩和期待が再び台頭

本邦7-9月期GDPは-0.8%となり、補正予算期待及び今週木曜日に日銀がサプライズ緩和するのではないかとの観測が再び頭をもたげている。テクニカル的にはリセッション入りなので、日銀が追加緩和に動くのではないかとの期待が頭をもたげている。補正予算の思…

週末前の調整モード

昨日の海外市場では、ドラギ総裁のハト派的な発言を背景にユーロドルは1.07前後を試したが、後が続かず、NY勢参入後の怒涛のコモディティ売りもあって、ユーロドルは最後にショートカバーを余儀なくされ、シドニー市場で1.0817前後まで上昇した。しかし、そ…

強い豪雇用統計、利下げ観測吹き飛ぶ

豪雇用統計は、文句無しに良い数字。雇用の数字はブレやすいとは言え、それを割引いても強い。市場では次の利下げがいつかという点ばかり焦点となっていたが、利下げ観測は吹き飛んだ。相当なことがない限り、もう利下げというわけには行かないだろう。とな…

本日米国休場、ドラギ発言に注意

本日、米国はベテランズデーで休場。ドラギECB総裁の発言が22時15分にあり、それが注目される。しかしながら、マーケットが極端に薄い中での講演なので、もしEURに関してポジティブな内容であれば、マズイのではないかとの懸念から、本日EURは買い戻し優勢と…