2016-01-01から1年間の記事一覧

落ち着きを取り戻しつつあるマーケット

落ち着きを取り戻しつつあるマーケット BREXITから3日目となり、漸く市場は落ち着きを取り戻そうとしている。本日の日本株に買いが戻ってきたが、欧州株も堅調である。いったん利食いであろうか。 今回は各市場の動乱が大きくクローズアップされたが、ただ誰…

落ち着きを取り戻しつつあるマーケット

落ち着きを取り戻しつつあるマーケット BREXITから3日目となり、漸く市場は落ち着きを取り戻そうとしている。本日の日本株に買いが戻ってきたが、欧州株も堅調である。いったん利食いであろうか。 今回は各市場の動乱が大きくクローズアップされたが、ただ誰…

マーケットは自己崩壊している?

マーケットは自己崩壊している? 英国が欧州連合から離れることで、どうしてここまで市場が動かなければならないのだろうか? 考えてみると不思議である。英国が欧州から離脱するのは2年後だ。しかもまだ離脱申請も出してない。新しい英首相も決まってない。…

英国EU 離脱

英国EU 離脱 あまりにもすごい動き。GBPJPYは160円から133円へと27円下落したが、その下落スピードは主要通貨としてはかつてない速さで、冷静に判断することが難しい。 市場の動乱に、各国金融当局は流動性供給を約束、カーニーBOE総裁も新たな2500億ポンド…

国民投票前夜

国民投票前夜 激しい値動きが続いているが、基本的に開票までは「残留」勝利を織り込みに行くマーケット。リスクオンの地合いが続きそうだ。しかし、実際に開票となると、どのような結果が出てくるかわからない。参加者も少ない。値も飛ぶ。トレードには、一…

国民投票超えのポジションは危険

国民投票超えのポジションは危険 マーケットは、英国民投票の結果が「残留」で決まりとみなしているようだが、世論調査の結果は依然として拮抗しており、ほぼ半々。マーケットの根拠はブックメーカーが、75%もの高率で「残留」と賭けているからだ。しかし、…

「残留」派勝利を折り込みに行くマーケット。

「残留」派勝利を折り込みに行くマーケット。 ジョー・コックス議員殺害事件より、世論が「残留」支持に動いており、市場は一気にGBP買い戻しとなっている。「賭け屋」のオッズは、もっとはっきりしており、ほぼ「残留」確定と言った感じだ。 残留の場合、EU…

ソロス氏、トレーディングに戻る

WSJ紙に掲載された、ジョージ・ソロス氏がトレーディングに戻ってきたというニュースがマーケットを動かしている。御年85歳のソロス氏だが、3兆円の資産を持ち、なおかつもっと増やそうとアグレッシブにトレードを始める、常人には考えもつかないレベルの話…

酷い米雇用統計、今晩の議長発言を待つ

米雇用統計の内容はひどい内容。これが今回一回限りのものか、それとも重要な岐路に立っているのか、見極めたいところ。今晩のイエレン議長は、その答えに対して、何らかのヒントを与えるだろうが、つい最近講演したばかりなので、内容を極端に変えることは…

日本を離れる外人投資家

株式市場の人たちに意見を聞いてると、消費税先送りだけではダメで、それに5兆円なり10兆円の財政出動が必要だという。どこまでも無限に借金出来ると思っているようだ。これからどんどん少なくなる将来世代に無限の借金を背負わせて平気な顔でいられる。とて…

英EU離脱懸念再燃

昨日発表された世論調査で離脱派が残留派を上回り、BREXIT懸念が再燃した。GBPJPYの売りがどうしても出てくるので、USDJPY上昇シナリオはなくなった。また、今後、世論調査が発表される度に大きくGBPが上昇したり、下落したりするので、ポジションを維持する…

6-7月利上げは、ほぼ決定的か

先週金曜日、イエレン議長は、向こう数ヶ月のうちに利上げがありうると発言、市場は他のFOMC委員同様に、イエレン議長も早期利上げ派になったとしてドル買いに動いた。 米為替政策を材料に円高方向を攻めたが、時間切れ、むしろ米利上げが目前に迫っているた…

消費増税延期、ほぼ確定的に。

消費増税延期、ほぼ確定的に。サミットを自らの政治目的のために使うという、安倍首相は前代未聞の大技を繰り出した。リスクは確かにあるとはいえ、現状を100年に1度というリーマンショックに例えるのはどうだろうか? 先延ばしがほぼ決まったが、マーケット…

乱高下激しい、イエレン議長待ちのマーケット

ドル円は110円台で推移していたが、今朝突然110円割れから109.42円前後まで下落した。下落の理由が、あまり見当たらず、単にポジションが傾いただけと思われる。しかし、最近のマーケット、コンピューターが主役のマーケットは、瞬間の動きが早く、一瞬何が…

RBAスティーブンス総裁発言で豪ドル下落

RBAスティーブンス総裁は、「インフレ率は本当にやや低すぎる」「豪ドルは現在、想定通りの動き」と発言、豪ドルは下落した。豪が利下げ局面にあり、今年後半約2回は利下げが予想されること、一方、米国は今年2回利上げが予想され、政策のコントラストが際立…

6月もしくは7月利上げを打ち出したダドレーNY連銀総裁

FRBのコア3の一角である、ダドレーNY連銀総裁が6月もしくは7月の利上げを打ち出した。内容的には先のFOMC議事録の内容どおりであるが、これまで最ハト派の一人であったダドレー氏が利上げを支持するところに、FOMC内の変化を感じさせる。マーケットはこれま…

FOMC議事録とBrexit懸念後退で、動きやすくなったマーケット

FOMC議事録は驚きの内容。もちろん、経済の諸条件が許せばとの但し書き付きだが、6月利上げを明言したのは大きい。このところ、ロックハート氏等、地方連銀総裁が利上げの可能性に言及してきたが、『本気だったの?』という感じだ。利上げとなれば、ドルは堅…

ドル堅調

本日、最大の注目は本邦1-3月期GDPだったが、フラッシュの数字は予想を大きく上回った。しかしながら、個々の数字を見ると、昨年10-12月期が大幅にリバイスダウンしていることや、国内に於ける設備投資が壊滅的に低いことから、熊本の震災の影響を考慮する…

ドル円堅調、豪ドルも反発

RBA議事録は、市場参加者の思惑以上にタカ派的。次の利下げを展望するというよりは、今回は予防的な措置という印象を残し、ショートカバーを誘った。しかしながら、インフレ率がかなり下がっていること、中国経済指標が軟化しつつあることから、やはり次のリ…

膠着状態が続きそう

週末に仙台でのG7 財務相会合、来週は伊勢志摩サミットと、大きなイベントを控えている関係もあるのか、動き難いマーケットになっている。ドル円は先週末、強い米小売、消費者信頼感指数に109.50円前後のレジスタンスを試したが失敗、結局上値の重さを確認し…

混迷化する中、売りやすくなった豪ドル

為替市場はよくわからない、混迷状況となっている。ドル円も、GW中の下攻めに失敗し109.40円前後までショートカバーしたが、上は上でやはり重い。ユーロドルは上に行きたいのか、下に行きたいのか、さっぱりわからない。こうした中、豪ドルはCPIがマイナスに…

ドル円90-95円になれば介入せざるをえない(浜田内閣官房参与)

今週に入って、ドル円に強烈なショートカバーが入っている。GWの間に円が急騰するのではないかという懸念があったが、結果的にそれほど円高に進まなかったこと、弱い米雇用統計でもドル下落しなかったので、ドルに対する信任が循環的に戻ってきているかのよ…

いったんの底打ち予想が増えてるが。。。

先週金曜日発表された米雇用統計は、雇用増16万人(予想20万人)、失業率5.0%(予想4.9%)と予想を下回った。平均時給こそ0.3%と予想通りだったが、労働参加率が62.8%と低下したことは意外だった。この結果を受けてドル円は106円台半ばを試したが、攻め…

雇用統計の影響力は小さくなっている

米雇用の状況は利上げを抑制する理由にはなっていない。もっぱら新興国市場等を支えるためにイエレン議長率いるFRBは利上げを抑制するのだ。よって、強い数字が出ても利上げの理由にはならないし、弱い数字の場合、利上げがもっと後ずれするのではないかとい…

ドル反発

昨日の海外市場では、ドルが急反発した。低金利通貨のロングばかりが溜まった影響もあったであろうが、コモディティ価格の下落、コモディティ通貨の反落を伴っており、「セルインメイ」を前にしたリスクオフ的な動きの先取りだったのかもしれない。いくつか…

加速するドル下落

ユーロドルが1.15台に乗せてきた。新しいレンジに入った感じがする。ドル円も苦もなく105円台。この相場は、いつドルが反転するかではなく、新しいドル安相場の始まりに感じる。多くの人達が、米は金融引き締め局面、欧州と日本は緩和局面、よってドルが結局…

円高相場の終わりなのか、それとも始まりなのか?

米為替報告書は、ドイツ、日本、中国、韓国、台湾を「監視リスト」に入れるという異例の措置となった。次期大統領候補が何れも、為替政策的に厳しい立場を取る人たちばかりなことを考えると、これは米国の新たなドル政策の始まりと考えたほうが良いのかもし…

ドル円急落、どこまで落ちるか?

日銀の政策変更なしとの決定を受けて、ドル円が下落している。ペースが早い感じはするが、昨日の黒田総裁会見を見ても、もう既に打つことが出来る手段がなくなっている感は強い。金融政策で対策を打ち出すことができず、介入も封じられているとあれば、ドル…

日銀、政策変更せず、ドル円急落

日銀政策決定会合では、政策変更なし。 発表前に111.70円前後だったドル円は108.75円前後へと瞬時に3円近く急落した。市場が受けた衝撃度がわかる。ブルームバーグによる意図的な誤報で、事前に相当レベルまで緩和を織り込んだせいもあるかもしれないが、そ…

GPIFによるヘッジはどの程度インパクトがあるのか。

報道によると、GPIFが為替ヘッジを行うらしい。既に125円の高値から10円以上下落しているので、「実はヘッジしたりして頑張ったんです」と、下手なアリバイ作りをしているようだ。GPIFはこれまで基本為替はヘッジなしで運用していたのだが、周囲が厳しくなっ…