2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

G20前のポジション調整

G20前のポジション調整が起こり、昨日111円割れを試そうとしたドル円は、本日東京時間には112.62円前後まで回復した。しかし、上海株が(これもG20前の調整)でー6.4%の下落となると、ドル円は112円前後まで急反落となった。安値から1-2円程度の反発は、よ…

ドル円は、どこまで下がる?

クリントン民主党大統領候補が、「中国と日本は為替操作国」と発言してます。サンダース氏も、トランプ氏も同様な発言をしてます。誰が大統領になったとしても、日本は厳しい立場に置かれることが決定的になってます。先日、米財務相当局者は通貨安誘導に強…

Brexitに対する世の中の見方は間違っている

様々なメディア、識者のコメント、セルサイドレポートを読み、世界観を再構築してみると、「主権」に拘る右派が、経済的利益を犠牲にしてBrexitに進んでいるのかと考えていたが、その見方は間違っているようだ。実態はイギリスが欧州を見限った、見捨てると…

イベント少なく、G20待ちとなるか

今週は、経済指標の発表が少ない。また、最近のマーケットの関心事は目先の経済統計でもないので、少し攻めどころに欠ける週となりそうだ。台風の目となりそうなのがGBP。キャメロン首相以上の人気を持つ、ロンドン市長ボブ・ジョンソン氏がBrexitを主張し、…

力尽きつつある、ドル円の反騰

政府筋からの介入をほのめかす牽制もあり、ドル円は勢い良く114.87円前後まで反騰したが、次第に力尽きつつあるようだ。 年金筋からの買いも見えたが、所詮はリバランスのみなので、大きな金額になることはない。撃つぞ撃つぞと口だけ言ってても、何度も大量…

調整局面だが、戻り売りの構図にかわりなし?

昨日、イラン石油相の原油価格引き上げの動きを支持との発言に原油が上昇したことや、米国株の反発にドル円もリスクオン回帰を狙った買いに114.50円前後まで上昇した。しかしながら、そのレベルでの売りは厚く、FOMC議事録がハト派的だったこともあり、あっ…

レンジ相場入り、一部にリスクオン回帰への期待。

レンジ相場入りが濃厚な値動き。本日早朝、堅調な米株価を受けてドル円、日経共に上昇したが、上値で根強い戻り売りに直面し、ロンドン入り口では113円台前半を試すことになった。しかしながら、リスクオン回帰への期待から押し目買い意欲も強く、現在114円…

調整は終わったか?

東京時間は株価も強く、ドル円も114.87円と115円にあと一歩というところまで上昇。非常に強く感じられた。ところがロンドンが参入すると、音もなくあっさりと114円を割り込んで下げた。このマーケットは、端っこで熱くなる。まるで子どものサッカーだ。玉(…

バークレイズがドル円予想を125円から95円に変更

黒田総裁が首相と会ったり、浅川財務官が首相官邸に入ったり、為替介入の可能性が高まっているかのような報道が頻発する。介入がほんとうにあるかどうか、それはわからないが、大手銀のディーラーは何時介入があっても良いように準備させられているらしい。…

さようならアベノミクス

ドル円の下げが加速している。イエレン議会証言は、ほぼ想定通りの内容であった。本日の円上昇の一番の理由は、東京市場が休場だったからだろう。日本人がいると、変な買いが出たり、介入等のうわさが出て、下がるものもすんなり下がらない。投機フローだけ…

バズーカ2開始時点を下回り始めた株価

日経平均はついに1万6千円割れ。これまで日銀が行ってきた金融緩和は対処療法でしかなく、日本経済の根本治療ではないことがはっきりした。既に、金融政策は限界に来ており、策がない以上、今後じりじりと株安、円高が進む可能性が高い。ただ、短期的に焦点…

115円割れ

ついに、政府日銀の努力にもかかわらず、115円割れとなった。いったん、投げるべき人は投げている感じもするので、多少は反発もあるかもしれないが、外部環境はどこからブラックスワンが出てくるかわからない状況であり、引き続きリスクオフ状況は続くだろう…

東京では、持ち上がるが。。。

このところ、東京時間ではドル円も株も少し反発するが、海外市場で容赦なく叩き落される転換が続いている。東京は東京で、アベノミクス応援団のような機関投資家、個人投資家がせっせとサポートに回るようだが、単に売り場を作っているだけだ。日銀も、本日…

ドルの売り場探しとなる米雇用統計

この数日、米国関連の経済指標が悪化し、ドルは対主要通貨で全面安となっていた。グローバルな市場動乱が3月利上げを遠のかせていたが、このまま米経済指標が悪化を続ければ、米金融引き締め論戦も早晩頓挫するかもしれない。雇用は「遅行指標」であり、雇用…

三日と持たなかったマイナス金利の効果

昨日の海外市場では、原油価格急落、米国株下落、米国債上昇と典型的なリスクオフ相場となった。ただ、その中で最も象徴的だったのは米国債だ。1.8%台の10年金利は、これから利上げに向かうというよりは、金融緩和局面に向かうかのように見える動きだ。おそ…

マイナス金利の影響、いったん落ち着く

マイナス金利を材料に、短期的にリスクオンに傾いた市場だが、昨日のNYあたりから落ち着いてきた。オプション市場では、日銀の発表前にオプションを仕込んでいた向きが相当多く、利食い売りは出てくるし、高値は追えない状況。海外勢を中心に、短期的に強気…

マイナス金利の影響を推し量るマーケット

先週金曜日、日銀が意表を突く金融緩和を行ったが、そのインパクトを冷静に推し量かる局面に来ている。教科書的には、マイナス金利は通貨安をもたらすところだが、121円台前半に乗せてからはすっかり小動きだ。大局的に見れば、いかに日銀の緩和が意表を突く…