2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

イタリア大混乱だが、少しやりすぎか

昨日はイタリア国債が暴落し、極端なリスクオフの展開となった。しかし、イタリアの困難は今に始まったことではない。再選挙になり、ポピュリストがより支持を伸ばして政権を樹立、バラマキ的政策を増やし、実質的にユーロから離脱しなければならなくなると…

急速なユーロドル買い戻し

ユーロドルが急速に買い戻されている。テクニカル的にはいったん底を付けても良いタイミングだった。しかし、急激な買い戻しには少し違和感がある。材料的にはドル買いしかない。しかし、迷ったときは相場の流れに逆らってはだめだろう。流れの反対方向にい…

貿易戦争は終わったのか?

あまりにもあっけない幕引き。2回目の米中通商協議において米中両国は貿易戦争に踏み切らない意向を表明して終了した。互いに関税を引き上げる、激しい応酬があったが、終わってみると「茶番だったのか?」と思わざるを得ない、納得の行かない幕切れであった…

ドル高トレンド継続

ドルの堅調地合いが続いている。週末を控え、ポジション調整のリスクは残るが、高金利を背景にドルへの資金流入が続きそうだ。多くのプレーヤーは米中貿易問題や、地政学的リスク、トランプ政権からの牽制球を気にしすぎて、ドル上昇トレンドに乗れていない…

米長期金利が上昇し、ドル高に

先週の米CPIで金利上昇懸念が一息ついたかにみえた米金利だが、10年金利は本日再び3%台に乗せてきた。ドル円も110円近辺に張り付いている。ドル円は、貿易問題や中東問題等を懸念してドルベアが多いが、米金利上昇の現実の前にジリジリと下値を切り上げてい…

米CPIと英中銀に注目

本日は、英中銀政策決定会合と米CPIの数字が最大の焦点。英中銀に関しては政策変更はないのだが、タカ派かハト派的かで反応は大きく変わるだろう。現状のマーケットを見ていると、Hawkish Holdにかけているようだ。夏に利上げというのがにじみ出れば、ポンド…

ユーロドル下落が続く

武田製薬とシャイアーのM&Aばかりが注目を浴びているが、この材料で儲けるのは難しい。そもそも、いつ為替のフローが出てくるのか、さっぱりわからないからだ。市場の噂では、既に大半が出切っているとの話だが、人によってはこれからだという人もいる。そう…

米国株の動きに注意

バフェット氏がアップル株を買い増したとの報道が、米国株を押し上げた。米国株はきれいな三角持ち合い状になっており、ブレイクを待つ格好だ。遅行指標とはいえ、VIX指数も低下しており、米企業決算はこれまでのところ非常に良好だ。現状レベルでも決して割…

米雇用統計待ち

本日最大のイベントは米雇用統計。数年前の動きと違い、最近は米雇用統計と言えどそれほどの乱高下は見られなくなった。しかし、注目イベントであることには変わりはない。最近の米経済は、インフレに関しては高まっているが、景気の水準を示す指標は少し低…