2015-01-01から1年間の記事一覧

ユーロドル利食いは入っているが、徐々に重くなっている

為替市場は一進一退の状況。昨日米国株が下落し、ややリスクオフ的な展開になったが、本日の東京市場では、元気な本邦勢が日経を買い支え、ドル円も買った。東京時間はどうしても「アベノミクス応援団」からの円売り、株買いが入りやすい。一方、ユーロドル…

強い雇用統計、ドルブル一色だが

先週金曜日に発表された米雇用統計は、NFP27.1万人など文句のない内容。メディアのコメントを見ると、ほとんどの人がドルブルとなり、反対意見はないようである。確かにドルは上昇するだろうが、次のFOMCは12月16日、ECBにしても12月3日であり、それまで間が…

米雇用統計を待つ

本日の米雇用統計待ち。前回が悪かったこともあり、今回の予想は割りと低め(現時点で18.5万人)。よほどひどい数字でなければ、イエレン議長の正常化への意欲は強いので、利上げに障害とはならない。よって、ある程度の数字ならドル高材料。しかし、ユーロ…

英中銀金融政策委員会に注目

ユーロドルは順調に下がってきている。下落がスタートした前回のECB時点の1.13前後から既に450ポイント前後下がってきている。1.08は5月7月8月と何度か止められた所。ここで、少しもみ合うのは仕方ないだろう。100ポイント前後のもみ合いを経て、最終的には…

郵政上場、それが何か?

日本郵政グループ3社の上場は首尾よく終わり、初値は日本郵政が1631円(売り出し価格1400円)、ゆうちょ銀行1680円(同1450円)、かんぽ生命が2929円(2200円)となった。政府は東日本大震災復興財源として4兆円を売り出す計画なので、この上場で買った人が…

予想よりややタカ派的だったRBA

本日の注目は、RBA。理事会。インフレ率が低下してきているので、思わぬサプライズが期待されたが、声明文はさらなる緩和を示唆しつつも、「ビジネスサーベイはこの一年緩やかに改善してきている」と余計な一文を入れてきた。このため、RBAは景況感を改善し…

焦点ボケとなりそうな週、ISM製造業の數字に注目

先々週のECB、先週のFOMCとBOJ、こうした大きなイベントを終えて、今週はどちらかと言うとゆっくりとした週になりそう。毎月、第1週は米雇用関係の數字が多く発表され、米雇用統計が注目されるが、先週のFOMCで利上げしたい意向を強くにじませたことから、米…

日銀政策変更なし

注目の日銀は、あっさりと政策変更なし。FOMCが年内利上げを強く示唆したことや、鉱工業生産の数字が良かったこともなり、日銀は現状維持を決めた。瞬間ドル円は120.29円まで下落したが、待ち構えていた機関投資家の買いに121円台半ば近辺まで反発した。しか…

予想以上にタカ派的だったFOMC声明

本日早朝に発表されたFOMC声明文は予想以上にタカ派的だったが、これをどう解釈すれば良いだろうか。前回、海外経済に配慮したことがあまりにも評判が悪かったのだろう。アメリカはNo.1の国であり、他国経済の動向に振り回されてはならないのだ。その決意表…

FOMC待ち

基本的にマーケットは小動き。FOMC待ちである。利上げに更に近づいた的な表現にはなるだろうが、12月利上げを明示出来るかというと、恐らくそれは出来ない。12月利上げに明確に反対している委員が少なくとも3名いるので、玉虫色的な声明文にならざるをえない…

ほとんど可能性のない、日銀追加緩和を待つ

先週金曜日の米雇用統計は非常に悪い内容であったが、市場全体既にリスクオフ局面が終わりつつあるという認識なのであろう。売り方の買い戻しがまさり、株もドル円も大きくリバウンドして終わった。しかし、これが新たな上昇相場につながるかといえば、それ…

ほぼ予想通りだった日銀短観

今回の日銀短観は、大手企業が中国の景気減速によりどの程度影響を受けているのかを図る意味で重要であったが、ほぼ予想通りの数字でインパクトに欠けた。しかし、先行きの数字は前回6月に比べ着実に悪化しており、景気の先行きに暗雲が立ち込めているのは事…

サウジ通貨庁が大量の資金引き上げ

マーケットは膠着した状況が続いてます。今週は、米雇用統計が金曜日に発表されるのを始め、好不況の分かれ目50ギリギリにあるISM製造業、中国製造業PMI(公的数字)、日銀短観と多くの指標が発表され、基本的に「待ち」となりやすい。本日FT1面にサウジ…

中身のなかった総理会見

自民党総裁として再選された安倍首相は、24日18時から自民党本部にて記者会見しましたが、「アベノミクス第2ステージ」「1億総活躍社会」「強い経済、子育て支援、社会保障を新しい3本の矢に」「名目GDP600兆円」等々話しましたが、具体的中身は何もなく、日…

中国経済指標悪化でリスクオフとなったが。。。

9月中国Caixin製造業景気指数は予想(47.5)を下回る47.0,失望から豪ドル円等が売られた。中国経済鈍化は一朝一夕には解決しない。経済指標は更に悪化していくであろう。しかしながら、円クロスは昨日のVWショック等もあり、かなり売り込まれており、ここは…

進むユーロ売り

昨日来、ユーロ下落が加速している。この背景がはっきりしないのだが、銀行トレーダー等に尋ねると、ムーディーズがフランスを格下げしたこと、ECBがさらなる緩和を進めること、FRB理事達がタカ派的なコメントを繰り返すので、市場全体がリスクオン=ユーロ…

FOMCで今後の方向性が決まる

今晩(日本時間18日3時)にFOMCの結果が発表され、その30分後にイエレン議長による記者会見がある。金融市場は大きな山場を迎えたと言って良いだろう。FOMCの内容によって、マーケットは大きく動く。「さんざん議論され、織り込まれている」という意見も目に…

黒田総裁、強気姿勢を堅持

一部の海外勢が追加緩和期待を抱いていたようだが、黒田日銀総裁は日本経済の現状にポジティブなスタンスを維持、ドル円は本日の高値120.65円から119.40円前後まで崩れた。本邦機関投資家は、押し目買いのスタンスを維持しており、おそら今期(9月末)までに…

今週はFOMCが話題の中心

今週はFOMCが話題の中心ですが、もう語られるものは語られ尽くされたのですでに相場に与える影響は限定的。個人的には9月は結局見送られるのではないかと考えています。コンセンサスは9月は見送られ、10月か12月に利上げが決行されるというもの。それ…

マーケット乱高下

昨日、日経平均は1300円以上急騰したが、本日は一時814円安、終値では470円安となった。一方ドル円は、NY株の下落を受けて120円を瞬間割り込んだが、本邦機関投資家からの買いが厚く、しかも山本幸三議員が日銀追加緩和を唱えたため、121.38円まで吹き飛んだ…

日経1343円高!

日経平均は、本日1343円高。上げの要因は様々なことが考えられるだろうが、おそらく、リスクオフ相場もしばらく続きショートが溜まったことと、FOMCで利上げなしとなり、リスクオンに転じた場合に備えて、ポジション調整となったのであろう。特に日経は前日…

オセアニア通貨、資源国通貨の買い

不可解なぐらい上昇してる気がします。明日の上海株もプラスで終わるようだと一時的に中国関連のリスクから目をそらして、更に株価を含め買戻しが進み、円安になるかもしれません。特に豪ドルがすごいですね・・・。戻り売りするのはまったほうがいいかもし…

本邦機関投資家の爆買い

本日のマーケットはリスクオフの雰囲気から始まり、実際上海株は3000を割り込もうかというところまで下がり、日経も17,415円まで下がった。しかし、この雰囲気を一変したのが、三井住友海上によるM&A。普通は、マーケットにインパクトを与えないように買い進…

ECB待ち

一部英系投資銀行(バークレイズ)が本日のECB理事会において、ドラギ総裁がさらなる金融緩和を示唆するのではないかと予想している。http://toraripi.hippy.jp理由としては、このところユーロドルが安値から反発していること、原油価格が下落し、中国経済が…

年金の買いで一時的に上がったが。。。。

本日の東京市場は、前日売り込まれた米市場の流れを受けて、下げてスタートするものと思われたが、年金筋と思われる怒涛の買いに、ドル円及び日経は当初上昇した。しかし、年金の買いがいなくなると、サッと落ちてしまう、お決まりのパターン。本日はADP雇用…

日経724円安、リスクオフへ

http://toraripi.hippy.jp本日の日経平均は724円安。中国が2%少しの下落、ダウは現状先物で250ドル安ぐらいなので、日経の撃沈ぶりが目立つ。「おかしい」と憤る人も多いが、9月3日までは中国は相場を支えるだろうとか、年金が買うだろうとか、日本郵政上場…

激動の1週間、来週の米雇用統計待ちか。

月曜日に暴落し、その後数日、ただただ戻した1週間。ただ、ドル円にしろ、日経にしろ、戻しもここから上は簡単には出来ないところ。61.8%121.80円突破には少し時間がかかるだろうし、戻り売りも待っていそうだ。問題は、このまま125円を再びテストするマー…

多くの人は、まだ暴落の理由に気づいてない

昨日の海外市場は大きな動きとなりました。ドル円は116.15円へ、ユーロドルは1.1715へ、米国株は15,200、日経も17.150円へ、そしてそのレベルから大きくリバウンドしました。一日の動きとしては、この2-3年で最も大きな動きとなったと言って良いでしょう。h…

ついにリスクオフに傾いた市場

昨日は、ついに米国株が崩れ始めた。中国発のリスクオフの流れが米国株に波及したという面もあるが、もう一つこれはFRBに対して「9月に利上げするな、したらどうなるかわかっているな?」と恫喝している面もある。政策変更しないことを「催促」するという珍…

FOMC議事録はハト派的だったが。。。

注目のFOMC議事録は、ブルームバーグが発表をフライングし、しかも少しタカ派的と誤って報道したため混乱したが、結局利上げへの議論がそれほど進んでなく、一部委員はインフレ率が高まらない限り利上げの必要なしとしたため、ハト派的と解釈され、ドルは軟…