強い雇用統計、ドルブル一色だが

先週金曜日に発表された米雇用統計は、NFP27.1万人など文句のない内容。メディアのコメントを見ると、ほとんどの人がドルブルとなり、反対意見はないようである。

確かにドルは上昇するだろうが、次のFOMCは12月16日、ECBにしても12月3日であり、それまで間が持たない。ユーロドルは米欧の金融政策が全く逆方向となっており、非常にわかりやすい状況ではあるが、それがポジションの集中と、きついショートカバーを生じる危険性があるので、そこは警戒か。

ポンドドルの1.51、ユーロドルの1.08、重要なサポートが今度はレジスタンスになる。瞬間超える局面もあるだろうが、ほっておけば年末ぐらいにはユーロドルは新安値を付けて、1.00挑戦となるはずだ。

それ以外は、大した材料はない。ユーロドルは、この下1.05に向けて、断続的にバリアが並ぶようだ。こまめな利食いが功を奏するかもしれないが、じっと持っても大丈夫なはずだ。