雇用統計をひかえて

本日最大の焦点は米雇用統計。新規雇用18万人、失業率4.3%が予想されている。

だが、市場は「雇用の数字が良いのに、なぜインフレにならない」にフォーカスしているので、平均時給の方が重要かもしれない。
インパクトはかつてほどではなく、限定的だろう。

ドル安トレンドであり、ドルを売ろうと思っている人が多い。
よって少々数字が良くてもドルは売られやすいとも言える。
相当良い数字でもない限り、ドル売りだろう。
特に対ユーロでのドル下落は、逆らい難い。
ドルの売り場探しか。

ドル円相場

今日、発表されたPCEは先月は変わらずですが1年前を上振れました。しかし、個人所得は落ち込みました。

総合的にどう判断していいものか為替市場も混乱しているようです。ほとんど同意なしです。

 

ISMは周期的にはガクンと落ちるところに来ています。

FOMCの声明文待ち

昨日のユーロドルは1.1712まで上昇、その後は調整局面となっている。

死んだと思われたオバマケア見直し法案の審議開始が決まり、米長期金利が上昇した。
ただ、法案をどの様に見直すかについては合意はなく、上院を通過するかどうかは依然として不透明だ。

脳腫瘍の血栓除去手術で静養していたマケイン上院議員が駆けつけたことで、法案の審議が始まることになったが、マケイン氏自身は「このままの法案では、私は反対する」と言っている。

目先は、FOMCの声明文の内容がどうなるかだ。
バランスシート縮小に向けて、どの程度踏み込んで来るかだが、先行きの金利がそれほど上がりそうもないニュアンスがあれば、ドルはそれほど上昇できない。
何はともあれ、FOMC声明文に注目したい。