「量」の減額を懸念する海外勢

 

「量」の減額を懸念する海外勢


FOMC金利引き締めを見送り、ドットチャートが下方にシフトしたことから、世界的に金利が低下し、株価が上昇した。「9月は米国株下落、リスクオフ」と信じた向きが米国株ショートを膨らませたが、あっさりと退場させられている。

日本の10年金利がゼロ%に固定化されることになったため、金利裁定を考える人は米金利さえ見ていれば良いことになった。米10年は1.60%を割り込もうとしており(こちらも、金利上昇を狙ったポジションが積み上がり、損切りを迫られている)、素直にとれば、ドル円のウリ材料となる。

昨日来、ドル円は調整局面にあるが、102円台後半から落ちていることを考えると、多少のリバウンドは想定内。101円から上は売り場となるだろう。

ボラティリティが落ちており、大きな動きはだんだん期待できなくなってきた。ドル売りなのだろうが、利食いをしっかりと入れ、レンジトレーディングをしっかりとしたい。