英国EU 離脱

英国EU 離脱


あまりにもすごい動き。GBPJPYは160円から133円へと27円下落したが、その下落スピードは主要通貨としてはかつてない速さで、冷静に判断することが難しい。

市場の動乱に、各国金融当局は流動性供給を約束、カーニーBOE総裁も新たな2500億ポンド供給を約束した。状況次第では、英国は金融引き締めではなく、量的金融拡大を迫られるだろう。

更なる金融緩和、企業の英国からの移転、スコットランド離脱の可能性、等々を鑑みると、英ポンドは売りでしかないが、今日一日であまりにも下げすぎているので、この売られすぎ状態がどう解消されるかを見たい。

先日、ジョージ・ソロス氏がポンド下落について警告したが、この金融マーケットから見たら「敵失」を見逃さないだろう。彼らが売り仕掛けに動けば、ほかも動く。

また、英国もポンド下落を歓迎するだろう。通貨安は必要だ。スイスフランの時とは違い、介入で相場を動かそうとは無理にはしないだろう。そもそも英国の外貨準備僅か1400億ドルだ。大手ファンド3社もあれば、潰せる金額だ。GBPUSD1.20を目標に売って行きたい。