ドル円堅調、豪ドルも反発

RBA議事録は、市場参加者の思惑以上にタカ派的。次の利下げを展望するというよりは、今回は予防的な措置という印象を残し、ショートカバーを誘った。しかしながら、インフレ率がかなり下がっていること、中国経済指標が軟化しつつあることから、やはり次のリスクは利下げ、そして豪ドル下落ではないかと想定したい。

ドル円は堅調。日経平均の上昇に連れ高。サミット前の経済対策期待、原油価格の上昇によるリスクオン的ムードがドル円を後押ししている模様。

米国サイドからの通貨安への警告、米為替報告書等を材料に円の高値を試したが、円高が進まなかった。状況は混迷化しており、新しい材料が必要か。基本的に大きく円安方向に行くとも考え難く、様子を見たい。