いったんの底打ち予想が増えてるが。。。

先週金曜日発表された米雇用統計は、雇用増16万人(予想20万人)、失業率5.0%(予想4.9%)と予想を下回った。平均時給こそ0.3%と予想通りだったが、労働参加率が62.8%と低下したことは意外だった。

この結果を受けてドル円は106円台半ばを試したが、攻めきれず、最後はダドリーNY連銀総裁の「利上げ年2回」発言に107円台に乗せて引けた。

弱い雇用統計でドル円が反発したこと、中国経済が比較的安定してきたこと(資金流出の低下)から、ドル円反発を予想する意見が強くなってきた。特に、今月後半に伊勢志摩サミットを控えていることから、株価が堅調になり、その結果としてドル円も安定するとの意見は以前からある。

しかしながら、このチャートの格好は、目先戻しを試すも、どこまで行っても戻り売りのチャートだ。あまり勢い込んでドル円買いに動くのも危険かもしれない。

本日27時にパナマ文書が公開される。この結果がすぐにマーケットに影響するかどうかわからないが、一応はリスク要因だ。