日銀政策変更せず

MRFマイナス金利適用を外れた以外は、政策変更なし。一部に追加緩和期待(特にトレーダー)があったので、その分、円高方向へ動くが、レンジを大きく離れることはないというのが一般的な見立て。

しかし、日本の政策期待もあって、このところマーケットが安定してきたのも事実。経済対策がサミット前に発表される予定ではあるが、三末対策なしで大丈夫であろうか?

原油はイランが産出凍結に同意せず、今後日量2百万バレル追加で供給されることが決定的になった。そもそも40ドルを超えると、シェールオイル業者も採算が合い始めるので、自動的に蛇口のコックが開かれる。

中国の財政主導にも過度の期待があるようだが、中国は簡単に構造調整できない。いろいろ考えると、やはりドル円の下サイド、油断がないだろうか。リスクオフへの転換に注意か。