ドラギ総裁「インフレ率を上げるためならなんでもやる」
感謝祭前のゆったりとしたマーケットだったが、先ほどドラギ総裁はインフレ率を上げるためなら何でもすると、かなり強い調子で更なる金融緩和を示唆しました。感謝祭前の調整を期待しいたのですが、ドラギ総裁の力強い発言を聞くと、12月3日には、かなり大きな金融緩和を進めるつもりなのでしょう。
ドラギ総裁にとっても、ここは勝負どころ。米国が金融引き締めに向かい、同時に欧州が金融緩和を進める。米欧二大経済圏が、全く違う方向へと一歩踏み出す、このコントラストを出すために、金融緩和のオプションを今出してきたわけです。総裁が12月3日に、政策を小出しにしてユーロのショートカバーをもたらしてしまう、そういったリスクはあまりないでしょう。
感謝祭の前ではありますが、やはりユーロドルを売って行かないといけない感じです。マーケットはショートですが、少々の荒れは覚悟して売って行くべきでしょうか。