本邦7-9月期GDPは-0.8%、追加緩和期待が再び台頭

本邦7-9月期GDPは-0.8%となり、補正予算期待及び今週木曜日に日銀がサプライズ緩和するのではないかとの観測が再び頭をもたげている。テクニカル的にはリセッション入りなので、日銀が追加緩和に動くのではないかとの期待が頭をもたげている。補正予算の思惑も株価を下支え、こうした思惑からドル円は堅調だ。

早朝、パリを襲ったテロ事件の影響から、ユーロ円は130円台後半まで突っ込んだが、押し目を狙う本邦機関投資家の餌食になった感じだ。こうした、本邦からのアベノミクス応援団的な買いはゆうちょの新規投資が一巡するまで続くのであろう。

しかしながら、日銀が動く可能性はゼロに近い。下は買いが入るが、上値は経常収支黒字からの円買いに頭が重い。膠着相場が続きそうだ。しかもユーロドルは着実に下値を切り下げていく。ユーロ円も最終的には下落を加速するだろう。