ECB,BOJ,そしてFOMC

今週から来週にかけて中央銀行による大きな政策判断が発表される予定となっている。

まず、今週木曜日にはECB理事会だが、金融緩和に踏み切ることは織り込まれており、市場にサプライズを与えるのはかなり難しい。マイナス金利幅を拡大した場合は、銀行への配慮がどの程度あるのかも注目したい。

さて、来週15日のBOJが、要注意。サプライズがあるなら、BOJだろう。市場は「政策変更なし」に傾いている。しかし、黒田総裁の立場を考えると、市場に大きなサプライズを与えようとしたマイナス金利政策が全く逆効果となっており、世間の笑いものになっている。どうにかして、この空気を変えようという意志は強いだろう。ETF増額が予想される。金利を退化させるとか、量を増やすのは難しい。とりあえず、口には出せないが、ありていな株価対策となるだろう。

FOMCが今月政策を変更する可能性は極めて低い、なにもないだろう。

やはり、日銀に注目か。