2018-05-15 米長期金利が上昇し、ドル高に 先週の米CPIで金利上昇懸念が一息ついたかにみえた米金利だが、10年金利は本日再び3%台に乗せてきた。ドル円も110円近辺に張り付いている。ドル円は、貿易問題や中東問題等を懸念してドルベアが多いが、米金利上昇の現実の前にジリジリと下値を切り上げている。欧州の景気も軟化傾向にあり、英国、豪、NZも軒並みやや見方が下がっている。こうした中、唯一金利を引き上げられる米国の状況は抜きん出ている。110円はさすがに輸出からの売りが多いので抵抗するだろうが、何時かは112円方向に向かうのではないだろうか。