米国株の動きに注意

バフェット氏がアップル株を買い増したとの報道が、米国株を押し上げた。
米国株はきれいな三角持ち合い状になっており、ブレイクを待つ格好だ。
遅行指標とはいえ、VIX指数も低下しており、米企業決算はこれまでのところ非常に良好だ。
現状レベルでも決して割高とは言えない状況になりつつある。

もし米国株が三角持ち合いを上抜けした場合、米国株は買いになるし、ドルも上昇するのではないだろうか。
依然として、ガンドラック氏を始め、今年米国株は上がらないとする観測が市場では主流だが、もし上昇継続となると、インパクトは大きい。

アルゼンチンの状況や、イラン核合意から米国が離脱するとの観測もあり、ドルを積極的に買うには躊躇してしまう面もあるかもしれないが、今こそ、究極の避難通貨は「ドル」だと言うことを考えると、ドル全面高となる要素がなくもない状況と言える。