次はドイツ銀行か

次はドイツ銀行


日銀、FOMCとイベントが終わり、為替マーケットは次の一手を探しあぐねている感があるが(思ったほど、円高に行かなかった)、欧州から火の手が上がりそうな雰囲気だ。

メルケル政権は他国の金融機関に対して非常に厳しい姿勢(株主、債券購入者、場合によっては預金者も負担を負うべき)とのスタンスである以上、自国の最大手銀行に対しても甘い顔をできない。
しかし、株価が急落する中、ドイツ銀行は自力で資本調達することは難しい。
多くの訴訟を抱え、世界最大のレバレッジがかかったドイツ銀行は、結局破綻処理されるしかないのかもしれない。

しかしながら、メルケル政権はドイツ銀行に対し、あまりにも冷淡ではないだろうか。
実際に潰れた時のシュミレーションをちゃんとしているのであろうか。少し不安になる。

ユーロドルは、ここ最近、異様なほどの安定を保っている。
本来、材料を並べれば売りなのだが、殆ど売られない。
リパトリエーションが入っているのだろう。
しかし、ドイツ銀が破綻したりした時、本当にどう動くかは、予見し難い。
大統領選もあわせて、ユーロ円のうりになるかもしれない。