黒田総裁講演をきっかけにドル円反落

 


黒田総裁講演をきっかけにドル円は雇用統計後の高値から反落しました。総裁会見は、9月21日の「総括的検証」について、一部で観測されたような緩和を縮小するような内容ではないと言明したものの、ヘリマネを明確に否定し、新しい政策についても示されず、従来の金利、量、質を更に掘り下げることが出来るとしたものだった。 ただ、それだけではもはや市場は納得しない。明らかに円安に相場を持っていける何かを欲しているようだ。

この程度のコメントで反落するということは、104-105円のゾーンを突破するには、新しい材料が必要ということだろう。目先は雇用統計後の調整が続くか。ただ、FRB高官から、明確に9月利上げを示唆するような発言があれば相場は変わるだろう。