米雇用統計

米雇用統計


これまで金融市場は、ジャクソンホールの結果をずっと待っていたが、ある意味期待通り、ゲームチェンジャーになった可能性がある。イエレン議長がややタカ派的講演を行い、CNBCのテレビインタビューでフィッシャー副議長が、米雇用統計を見てという前提ながらも、9月そして12月利上げの可能性を示唆した。

次は9月2日の米雇用統計が注目される。6月の時のように、極端に悪い数字が出なければ、そして20万人以上の期待を上回る数字であれば、利上げ確率がぐんと高まる。

FRB幹部が態度をタカ派的に変えたのは、世界経済の状況が好転しつつあることと関係があるだろう。新興国通貨不安は、今はなく、大統領選もトランプ氏は自滅している。利上げによる構造調整があったとしても、経済が耐えられる状況だろう。