ソフトバンクのGBPJPY買いは、どこまで終わったのか

 


ソフトバンクが英ARMを3.3兆円で買収とのニュースに湧いたが、この3.3兆円分のGBPを既に調達済みなのか、それとも一部だけ調達済みなのか、はたまた、全く調達できてないのか、それだけでも今後のGBPJPYマーケットに与える影響は違ってくる。

スプリントを買収した時は、当初、米当局の承認を得ないとトレードがDoneしないので、ドルの調達はまだまだ先だ、と言った観測が横行したが、実際は、故笠井福社長と合意のもと、2兆円以上のドル円をマーケットで買ったと、様々なニュースソースに出ていた。そうであれば、例えスプリントの買収が米当局から許可されなくても、80円台前半で2兆円以上ドルを買ったわけだから、ドル円が100円前後では4000億円もの利益が出ていたことになる。

今回はGBPJPYであるし、前回より巨額の投資であるため、まだ買いは出てないと言う見方も強い。だがスプリントの時を考えると、こういったことはすぐに済ませてしまうのだろうか。

もう相当終わっているとすれば、これまでのGBPJPY上昇の要因の半分はそのせいでもあり、来週末の経済対策が不調に終われば、円は急騰することになる。 まだこの先も為替が出るということであれば、GBPJPY,及びドル円は相当固いと言える。