新首相誕生で、GBP底入れか

メイ氏が新しい英国の首相になることが決まった。これまで、離脱への不透明要素の一つが消えたことになる。また、メイ氏は残留派であった。このことも、EU側と過度に対立し、無秩序な離脱への恐怖を和らげる事になった。

今週木曜日のBOE理事会では利下げが予想されているが、それにも関わらず戻しているということは、相当GBPショートが溜まっていることでもあるし、少し前まで160円が取引されていたことを考えると、戻す余地もそうとうある。

ドル円は、ヘリコプター期待で堅調である。バーナンキ氏との会合後、石原再生相、安倍首相のコメントがあり、2020年の財政健全化目標を堅持と報道されると、崩れる局面もあったが、このドル円は戻したいのであろう、非常に堅調である。

実質的にヘリマネは始まっており、今は、市場がそう認識した瞬間と考えたほうが良いのかもしれない。アベノミクススタート地点の雰囲気に似ている。