ドル堅調

本日、最大の注目は本邦1-3月期GDPだったが、フラッシュの数字は予想を大きく上回った。しかしながら、個々の数字を見ると、昨年10-12月期が大幅にリバイスダウンしていることや、国内に於ける設備投資が壊滅的に低いことから、熊本の震災の影響を考慮すると4-6月期のマイナス成長は避けられなさそう。

ドル円は発表直後108.73円前後まで下落したが、見た目ほど強くないことが理解されると109.40円前後まで上昇し、ロンドン勢参入後は109.60円前後まで上昇している。

ユーロドルは全体的なドル買い戻しムードに堅調。米地方銀行総裁が連日のように利上げ敢行すべしという発言を繰り返しているので、6月利上げの可能性が上がっているかのように見えている。

本日のFOMC議事録は、ややタカ派的色調が強いかもしれない。だが、ドルの上昇余力がどこまであるか、そこは少し疑問。