日銀、政策変更せず、ドル円急落


日銀政策決定会合では、政策変更なし。 発表前に111.70円前後だったドル円は108.75円前後へと瞬時に3円近く急落した。市場が受けた衝撃度がわかる。

ブルームバーグによる意図的な誤報で、事前に相当レベルまで緩和を織り込んだせいもあるかもしれないが、それにしても今回の値動きはひどい。日銀も展望レポートでインフレ見通しが低下しているとしながら、どうして政策維持を決定したのか。黒田日銀の政策決定過程が見えてこない。

107円台ミドル近辺からの反発が、何を期待していたのか、今ひとつ分からないが、流れから言って107円再挑戦は確実であるし、リバウンドする要素がなくなっているから、ちょっとでも戻ると、すぐ売りが戻ってくる。

GW明けは円高が相当なレベルにまで進んでいるだろう。107.50円割れから105以下を挑戦する道すじが見えてきた。