G20前のポジション調整

G20前のポジション調整が起こり、昨日111円割れを試そうとしたドル円は、本日東京時間には112.62円前後まで回復した。しかし、上海株が(これもG20前の調整)でー6.4%の下落となると、ドル円は112円前後まで急反落となった。

安値から1-2円程度の反発は、よくあることであるし、今後も頻発するだろう。しかしながら、輸出筋のオーダーが113円前後まで降りてきている様で、ここまで輸出の売りオーダーが下がってくると、ちょっとやそっとで115円回復とは行かないだろう。

過去数年、アベノミクスを合言葉に、ものすごい金額の円売りが起こった。100兆円に近いというデーターもあるそうだ。それだけの金額の円売りポジションがあるところに、経常収支大幅黒字となると、高いところで捕まっている円売りポジションは死んでいくだけだ。

目先は、G20があるので、大きく動けないし、リスクはむしろ上方向かもしれないが、来週以降、どうなるか見ものだ。おそらく、G20では大きな制作発動は難しいと思われる。