ますますリーマンショック前に似てきた市場

本日のモーニングサテライトでは、野村證券エコノミストが「日本株はどう考えても割安」と自説を述べてたが、日経平均は632円安、先物市場では16,000円を割ろうかという勢いである。海外時間に必ず株もドル円も売られてくる。

市場は何に恐れているのか。海外のテレビを見ていると、割安と言っている人はいない。みんなもっと先の、口には出せないが、もっと大きな危機が先に待っており、株価は更に20%は下がるという論調が主流となっている。

雰囲気はリーマンショック前に酷似してきた。従来の尺度では割安かもしれないが、2008年の時もそう言いながら日経平均は1万8千円が8千円となった。

こんな時にバズーカ3を出して、一時的に戻ったとしても、売り場の提供で終わるだけだ。

今後、マーケットの振幅は激しくなる。1998年、2008年の動きを頭のなかに入れておくべきだ。戻しもキツイだろう。だが、どこかで売っていかないといけないマーケットであることは確かだ。とてつもない経済危機がこの先待っている。