本日のNYから本格的に新年度相場入り

ロンドン市場はボクシングデーで休場だが、本日のNYから通常マーケットに戻ると考えて良いだろう。リクイディティ的にも十分戻る。年末年始のマーケットは薄くて危険という解説も多いが、普段のマーケットが厚すぎという考え方もある。コンピューター化が進んだ現代では、相当大規模なポジションを持つプレーヤーを除けば、十分すぎる厚みがある。ドルで100-200本ぐらいのポジションぐらいであれば、問題ない。

先程から、ユーロドルがジリジリと上昇している。来年のマーケットは金融政策の方向性の違いからユーロドルが下落すると考える人が多い。しかし、ECBが次に緩和に動くのはいつになるだろうか。FRBの引き締めも早くて3月だ。そう考えると、向こう1ヶ月ぐらいを金融政策の違いだけを材料にドルロングを持ち続けると、足を救われてしまうかもしれない雰囲気がある。

明らかにユーロドルのマーケットはショートであり、ドル円はロングである。次の材料は早くて3月だとすると、意外なドル下落もあり得るかもしれず、そのリスクを勘案すべきだろう。