クリスマス前の薄い中、新しい動きが進行中

本日の東京マーケットは小動き。日経の年末終値が1万8千円台だと寂しいので、なんとか1万9千円台に持って行こうとする動き(掉尾の一振にかけた動き)が出てきている。そのため、東京時間は円安、日経高圧力がかかるが、海外勢は円を買い戻しし始めているので、ドル円も日経も海外市場で抑えこまれてしまう。

気になるのはお正月の期間。今年は1,2,3日とも休日となるので、日本人がいない間にマーケットが崩されるということはないが、かつてと違い資金量は海外勢が圧倒している。年金や機関投資家が一生懸命ドル円を支えていても、最後は海外勢の資金量に押し切られるかもしれない。

円は割安と考える投資家が増えているようだ。原油価格の下落も、日本経済には好材料。貿易収支の黒字が戻り、経常収支は圧倒的黒となれば、時間の経過とともにM&Aポートフォリオシフトの資金を凌駕していく可能性がある。

日銀のオウンゴールからはじまったこの円高の動きは、意外なインパクトがあるかもしれない。24日の会見で市場を納得させることが出来ないと、黒田総裁の評価も暴落するだろう。