FOMC前のポジション調整相場

基本的に、FOMC前のポジション調整相場。ショートの人は買い戻すし、ロングの人は売りたいし、といった「行って来い」を繰り返している。

FOMC後の動きについては、ブルベア両方真っ二つであり、何とも言い難い状況。利上げを素直に好感し、ドル高となるシナリオが、この数か月優勢だったが、ECB理事会における「逆ドラギショック」以降、ドルブルシナリオは勢いをそがれている。

過去の統計においては、確かに米利上げ後にはドルは下落している。しかし、今回は歴史的低金利からの利上げであり、過去の推移にとらわれるべきではないだろう。12月というマーケットの薄い時期でもあるので、本当の方向性を見極めるまで何日かかかるかもしれない。

市場に残っているポジションは基本的にドルロングなので、FOMCまでは少しドルが軟化するかもしれない。