FOMC待ちのマーケット

今週は、水曜日のFOMCが最大の焦点。

ただ、0.25%の利上げも、その後の引き締めペースが緩慢であることも、全て織り込まれている。かりに、引き締めペースが現状の年3回(つまり、次は4-6月に利上げ)から4回(次は3月利上げ)ということになれば、思わぬ盛り上がりも見せるかもしれない。

しかしながら、マーケット全体で見れば、FOMCに対する関心はかなり薄れてきているように見える。それよりも、商品価格の下落がどこまで続くのか、人民元はどのような推移を今後見せるのか、そのあたりに、本当の未来へのヒントがありそうだ。

人民元の新しい通貨バスケットが示されたが、事実上のドルペッグからこうして離れていくのであろう。人民元ショートの円ロングが中長期的に妙味があるように見える。

目先は、ドル円は上昇トレンドが崩れているように見えるため、戻り売りが良さそうだが、本格的な動きはFOMC後になりそうだ。