12月3日、ECB理事会に向けて始動

昨日は感謝祭、ほとんど動きのない一日。本日から徐々に参加者が増え、12月3日のECB理事会に向けてポジション構築が始まるだろう。マーケットの期待に答えられる大規模緩和があるかどうか、その可能性は高いと思われるが、収益の上がってないファンドやトレーダーが多いので、おっかなびっくりという感じで徐々に参加者が増えると思われます。つまり、ユーロドルが実際に下がらないと売ってこない人が多そう。

12月1日から、米系老舗ファンドは新年度を迎えます(その他、ほとんどの金融機関、投資信託、最近のファンドはカレンダー通り1月1日からNew Year)。 本日、そして30日月曜日もユーロ売りが出てくるとは思われますが、本格的なのは12月1日以降でしょう。そして、このユーロ下げが今年最後の勝負ということになりそうです。

多くの人達は、ユーロドルはあまりにも多くの人がショートで待っており、このレベルを売るのが怖い、そう感じている人もいるでしょう。

本格的なショートカバーが入るとすれば、12月3日直前、もしくは3日の結果がマーケットの期待以下だった場合でしょう。その時は、本格的なショートカバーとなります。

ここ最近で、最も年末が荒れたのは2008年リーマン・ショック後でしょうか。あの時は、ユーロドル1.60から1.25前後まで落ちたのですが、ジョンレノンの命日12月8日辺りからショートカバーが始まり、12月17日には1.47台と2000ポイント近いショートカバーとなりました。同様のことは、考え難いですが、もし何かあった場合、年末の薄さも加わると、とんでもないショートカバー大会にもなりうる可能性をはらんではいます。