トルコ、ロシア機を撃墜

トルコがロシアの戦闘機を撃墜したと言うニュースが流れ、市場はにわかにリスクオフとなった。ただ、ロシア機の操縦士達は脱出出来たようであるし、トルコとロシアがこの事件で戦争状態になるとも考え難いので、しこりは残ったとしても、事態は拡大しないと考えたい。

感謝祭前の薄いマーケットでの事件なので、過剰に反応するのは仕方ない面もあるが、これでトレンドが変わることはないだろう。モメンタムが弱まっているとはいえ、積極金融緩和のユーロ安の流れは変わらない。反発したところは、ユーロ売りのチャンスぐらいに思っていても構わないだろう。

英中銀カーニー総裁等の議会証言が本日行われるが、不規則発言には注意したい。ハト派的な内容になることを織り込みつつあるように見えるが、カーニー総裁なので、突然強気な発言をしても不思議ではない。

兎に角、感謝祭が終われば、12月3日に向けてユーロ下攻めが始まると思われる。ユーロの戻りには限界があるだろう。