予想よりややタカ派的だったRBA

本日の注目は、RBA。理事会。インフレ率が低下してきているので、思わぬサプライズが期待されたが、声明文はさらなる緩和を示唆しつつも、「ビジネスサーベイはこの一年緩やかに改善してきている」と余計な一文を入れてきた。

このため、RBAは景況感を改善したとして、豪ドルはショートカバーで上昇することになった。

しかしながら、多くのエコノミストはRBA声明文に対して否定的だ。あらゆる経済指標が景気減速を示しているのに、「ビジネスサーベイ」という曖昧な文章を入れたのはなぜなのだろうか。5日(木)7時25分からスティーブンスのスピーチがある。そして、金曜日にはステートメントが発表されるので、それを待って正確な意図を判断したいところだ。直感的には、本日のラリーは売り向かいたいが、木曜日のスティーブンスの発言次第では相場が変わる可能性もある。

その他、イベントはあまりない。ポジション調整が進んでいるが、やはりユーロドルは金融政策の方向性の違いから下落トレンドを継続する可能性が高い。ゆっくりと下値を模索して行きそうだ。