中身のなかった総理会見

自民党総裁として再選された安倍首相は、24日18時から自民党本部にて記者会見しましたが、「アベノミクス第2ステージ」「1億総活躍社会」「強い経済、子育て支援社会保障を新しい3本の矢に」「名目GDP600兆円」等々話しましたが、具体的中身は何もなく、日本経済の手詰まり感を一層強調させてしまった会見となってしまいました。

デフレ脱却、インフレ率2%という従来からの目標は、軽くスルーされており、インフレ率2%実現は不可能であることを暗に認めたことになってしまってますし、新たな財政出動もなく、これで2017年4月には消費税が上がりますから、マイナス成長に陥っている経済は何の下支えもないまま、世界経済減速の荒波につっこむことになる。

本日から、本邦勢が戻ってくるので、どの程度ドル円買い支えや株価買い支えが出てくるか注目したが、どうも何もなさそうだ。こうなると、9月決算対策どころではないようだ。

戻りを待って、資源国通貨、新興国通貨を対円で売るポジションを構築していきたい。