黒田総裁、強気姿勢を堅持

一部の海外勢が追加緩和期待を抱いていたようだが、黒田日銀総裁は日本経済の現状にポジティブなスタンスを維持、ドル円は本日の高値120.65円から119.40円前後まで崩れた。

本邦機関投資家は、押し目買いのスタンスを維持しており、おそら今期(9月末)までに相当の金額を円売りしないといけないようだが、ドル円はなかなか上がってこない。

おそらく、この先の経済に対する見方に大きな変化が生じ始めているのかもしれない。多くの本邦機関投資家は、中国経済、新興国経済の変化にも関わらず、この先もこれまでのマーケットの延長線上にあると思っているかもしれない。しかし、米主要ヘッジファンド勢の見方は変わってきている。だからこそ、米国株がリバウンドしないのだ。世界全体景気後退に向かっている。これまでとは違う世界に入る。

FOMCで利上げがあろうがなかろうが、実は大した問題ではない。現状の米経済はOKだ。しかし、もう何ヶ月か先に、世界全体がグローバルリセッシュンに突入することが見えてきてるのであろう。

ドル円、クロス円は、乱高下あるだろうが、やはり戻り売りだ。