年金の買いで一時的に上がったが。。。。

本日の東京市場は、前日売り込まれた米市場の流れを受けて、下げてスタートするものと思われたが、年金筋と思われる怒涛の買いに、ドル円及び日経は当初上昇した。しかし、年金の買いがいなくなると、サッと落ちてしまう、お決まりのパターン。本日はADP雇用統計ぐらいしかイベントはなさそうだが、やはり戻り売りが適切かと思われる。



ADPの数字は、今は米が利上げできるかどうか、そこだけが焦点なので、相当強い数字でなければ継続的に上がるようにはならないだろう。むしろ、少し悪い数字が出た場合、売りの反応は多少激しいかもしれない。


昨日はユーロドルの反発がある程度限定的だったことも印象的だった。しばらく、リスクオフの際は円買いよりもユーロ買いというケースが多く、リスクオフ時の主役が入れ替わったのかと思われたが、やはり世界最大の債権国、円が非常時には最強なのかもしれない。


ドル円は、日中の「鯨」買いに持ち上げられたが、やはり120.50円前後まで行けばもう売りなのであろう。昨日、下である程度利食いを入れることが出来たとすれば、今日は売り目線で行きたい。

ユーロドルは小動きだが、明日のECB理事会において、ドラギ総裁がリップサービス的にDovishな発言を行う可能性が大いにある。

豪ドル、カナダ、NZドルも売りだろう。特にカナダは本日GDPがあるが、原油上昇には無理があることが昨日証明された感じであり、ドルカナダ押し目買いで臨みたい。