ついにリスクオフに傾いた市場

昨日は、ついに米国株が崩れ始めた。中国発のリスクオフの流れが米国株に波及したという面もあるが、もう一つこれはFRBに対して「9月に利上げするな、したらどうなるかわかっているな?」と恫喝している面もある。政策変更しないことを「催促」するという

珍しい局面だ。

ま、それだけ、今回の中国発のリスクオフへの警戒が広がっているということだろう。中国は典型的なバランスシート不況に陥ろうとしており、株や不動産で売れない資産をかかえいる人や企業がニッチもサッチも行かなくなっている。これは景気対策等で簡単に

解消出来るものではない。

となれば、今回の局面は今後長引きそうということだ。ゲームのルールが変わってきた。

短期的に上下する局面はあるかもしれないが、流れは下となる。一年後ぐらいにリーマン・ショックが控えていると考えればわかりやすいだろう。

本日は金曜日、また週末に中国から対策が出てくる可能性はあるので、ポジション調整も多少あるだろうが、新興国通貨や資源国通貨、ドル円は戻り売りだろう。