雇用統計待ち

雇用統計待ち 毎月、第一木曜日は「雇用統計待ち」というタイトルになってしまう。翌日の米雇用統計の数字が非常に重要だからだが、これは如何ともし難いものがある。 毎年夏の米雇用状況は若干悪くなる。よって、エコノミストの予想も、少し低めの18万人。…

米雇用統計

米雇用統計 これまで金融市場は、ジャクソンホールの結果をずっと待っていたが、ある意味期待通り、ゲームチェンジャーになった可能性がある。イエレン議長がややタカ派的講演を行い、CNBCのテレビインタビューでフィッシャー副議長が、米雇用統計を見てとい…

ポジション調整相場、強いのはGBP

ポジション調整相場、強いのはGBP ポジション調整相場であり、そうなると最も積みあがっているポジションが巻き戻されることになる。ただ、それだけが理由のマーケットだが、実際GBPショートが積みあがっていることは事実であり、ショートにしている理由がBR…

ダドリーNY連銀総裁がドル安を止める

ダドリーNY連銀総裁がドル安を止める ダドリーNY連銀総裁が「9月利上げの可能性」に言及し、ドル下落が止まった。雇用の数字は良いものの、その他の経済指標はまちまちであり、大統領選挙前ということもあり、9月利上げは難しいと考えられていた。 しかし、…

ドル下落

ドル下落 これまでサポートされていた100.80円前後が決壊し、100.10円までドル安が進行、この影響もあり、ユーロドル、AUDUSD、NZDUSDでもドル安が進み始めている。 明日の議事録前にドル安が進み始めており、議事録の内容が相当緩和的な内容なのかもしれな…

やはり、GBP安、USD安に賭ける

やはり、GBP安、USD安に賭ける 昨日のドル円は、101円を何度も攻めても下げきらなかったので、結果的に反動高となった。8月15日の利金支払いに伴い、通常円転玉がでることになってはいるが、それだけで円高に持っていくのは難しい面もある。 しかし、インフ…

材料難で、次の1手が難しく

材料難で、次の1手が難しく 好調な米雇用統計の影響からドル高が進んだが、そのインパクトも次第に薄れつつある。バケーションをとるトレーダーが多いことや、オリンピック開催期間中ということも大きい。 次の一手が難しくなっている。米国のファンダメンタ…

本日は、MPC、英中銀理事会が開催される。

99%の確率で0.25%の利下げが行われるものと考えられており、それに加えて資産購入を増やした場合、英ポンド安に反応するものと思われます。 しかし、予想通りであると、反応は難しく、意外にGBP買い戻し優勢な局面が最初に来るかもしれません。また、政策…

株価の日銀離れ?

株の関係者の話を聞くと、株価は日銀離れをしたらしい。なんとも不思議な話だが、日銀が市場の期待する緩和策を出せなかったのに、株価は下落しなかった。すなわち、日銀が期待に答えられなくても、株価は維持できた、上昇した、だから日銀離れだという。 な…

日銀終了、新しいマーケットが始まる

日銀はETF増額、総額6兆円を決定。発表前からマーケットは空中戦状態で、何もプライスのない中、アルゴだけが右往左往。決して儲かってるようには見えない。 本日の決定は市場の期待以下ではあったが、リアルに日経を買い支えるので、日本株は当面下支えられ…

日銀金融政策決定会合を控えて

先週末、日銀金融政策決定会合後のシナリオを複数用意し可能性を検討しましたが、大分議論も煮詰まり、更に情勢も変化してきましたので、一部の友人と再検討しました。 1 政策変更無し⇒ドル円即急落。 2 マイナス金利の-0.3%への深堀り、ETF買入れ年5兆円へ…

任天堂終了、日経も天井近いか

任天堂終了、日経も天井近いか 任天堂の株価が急落した。ポケモンGOが好調とはいえ、任天堂の業績への影響には限りがあると発表したためだ。制作会社ナイアンティック、任天堂32%出資の株式会社ポケモン、そして任天堂の関係を考えると、いくらポケモンGOが…

黒田発言とその後

黒田発言とその後 昨日のアジア時間は終日日経平均株価が堅調さを維持する中で、JPYが全面安の展開となりドル円は6/11以来の107円台ミドル回復となった。 東京仲値決済(9時55分)に向けて買い進まれるものの、その後は短期投機筋の利食い売り並びに本邦輸出…

黒田総裁、ヘリマネを否定

黒田総裁、ヘリマネを否定 あまりにもヘリコプターマネーへの期待が高まっているので、市場の期待を落とす必要があると判断したのでしょう、黒田総裁は、明確にヘリコプターマネーを否定しました。 金融緩和論者ではあるが、財務省出身者として当然の判断。…

ソフトバンクのGBPJPY買いは、どこまで終わったのか

ソフトバンクが英ARMを3.3兆円で買収とのニュースに湧いたが、この3.3兆円分のGBPを既に調達済みなのか、それとも一部だけ調達済みなのか、はたまた、全く調達できてないのか、それだけでも今後のGBPJPYマーケットに与える影響は違ってくる。 スプリントを買…

ソフトバンク、英ARM買収

ソフトバンク、英ARM買収 アリババ株等を売却していたため、新たな投資先を探しているのではないかと見られてましたが、英優良半導体メーカー買収に動きました。多くの携帯電話で使われてますし、今後IOTの時代となるので、チップが大量に必要となると見たの…

海外勢はどこまでヘリマネを信じているのか

本日の東京市場は、流石にこの2日で5円近く動いているので、輸出の売りに押されドル円は104円前後まで押された。しかし、上昇幅に比べると、押しはまだ限定的だ。菅官房長官が「ヘリマネは考えてない」と発言したが、まさか「考えている」と発言できるわけも…

新首相誕生で、GBP底入れか

メイ氏が新しい英国の首相になることが決まった。これまで、離脱への不透明要素の一つが消えたことになる。また、メイ氏は残留派であった。このことも、EU側と過度に対立し、無秩序な離脱への恐怖を和らげる事になった。 今週木曜日のBOE理事会では利下げが…

ヘリマネ期待でドル円急騰

安倍首相が経済対策を指示したこと、バーナンキ氏が本日、そして明日と黒田総裁、安倍首相と会うことから、ヘリコプターマネーへの期待が浮上し、ドル円は1.5円もの急騰となった。 本当にヘリマネ的政策が出てくるのか、それとも単なる市場の先走りなのか、…

豪ドル、NZドル堅調

豪選挙の結果、ターブル首相率いる保守連合(自由党・国民党)、野党の労働党、いずれも下院で過半数となる76議席をを取れず、ハング・パーラメントの懸念が出てきた。朝方、豪ドルは0.7450前後まで下落した。 しかしながら、その後豪ドルは大きく反発し、先…

BREXIT後のマーケットチェック

BREXIT後のマーケットチェック 株式市場は、日本や欧州の一部を除き、大きく戻した。リスクオフというセンチメントではなくなった。ただ、債券市場は低金利で張り付いている。為替市場は、GBPは低迷したままだが、ドル円はある程度回復(ただし103.50円は超…

落ち着きを取り戻しつつあるマーケット

落ち着きを取り戻しつつあるマーケット BREXITから3日目となり、漸く市場は落ち着きを取り戻そうとしている。本日の日本株に買いが戻ってきたが、欧州株も堅調である。いったん利食いであろうか。 今回は各市場の動乱が大きくクローズアップされたが、ただ誰…

落ち着きを取り戻しつつあるマーケット

落ち着きを取り戻しつつあるマーケット BREXITから3日目となり、漸く市場は落ち着きを取り戻そうとしている。本日の日本株に買いが戻ってきたが、欧州株も堅調である。いったん利食いであろうか。 今回は各市場の動乱が大きくクローズアップされたが、ただ誰…

マーケットは自己崩壊している?

マーケットは自己崩壊している? 英国が欧州連合から離れることで、どうしてここまで市場が動かなければならないのだろうか? 考えてみると不思議である。英国が欧州から離脱するのは2年後だ。しかもまだ離脱申請も出してない。新しい英首相も決まってない。…

英国EU 離脱

英国EU 離脱 あまりにもすごい動き。GBPJPYは160円から133円へと27円下落したが、その下落スピードは主要通貨としてはかつてない速さで、冷静に判断することが難しい。 市場の動乱に、各国金融当局は流動性供給を約束、カーニーBOE総裁も新たな2500億ポンド…

国民投票前夜

国民投票前夜 激しい値動きが続いているが、基本的に開票までは「残留」勝利を織り込みに行くマーケット。リスクオンの地合いが続きそうだ。しかし、実際に開票となると、どのような結果が出てくるかわからない。参加者も少ない。値も飛ぶ。トレードには、一…

国民投票超えのポジションは危険

国民投票超えのポジションは危険 マーケットは、英国民投票の結果が「残留」で決まりとみなしているようだが、世論調査の結果は依然として拮抗しており、ほぼ半々。マーケットの根拠はブックメーカーが、75%もの高率で「残留」と賭けているからだ。しかし、…

「残留」派勝利を折り込みに行くマーケット。

「残留」派勝利を折り込みに行くマーケット。 ジョー・コックス議員殺害事件より、世論が「残留」支持に動いており、市場は一気にGBP買い戻しとなっている。「賭け屋」のオッズは、もっとはっきりしており、ほぼ「残留」確定と言った感じだ。 残留の場合、EU…

ソロス氏、トレーディングに戻る

WSJ紙に掲載された、ジョージ・ソロス氏がトレーディングに戻ってきたというニュースがマーケットを動かしている。御年85歳のソロス氏だが、3兆円の資産を持ち、なおかつもっと増やそうとアグレッシブにトレードを始める、常人には考えもつかないレベルの話…

酷い米雇用統計、今晩の議長発言を待つ

米雇用統計の内容はひどい内容。これが今回一回限りのものか、それとも重要な岐路に立っているのか、見極めたいところ。今晩のイエレン議長は、その答えに対して、何らかのヒントを与えるだろうが、つい最近講演したばかりなので、内容を極端に変えることは…