ドル高トレンド継続
ドルの堅調地合いが続いている。
週末を控え、
ポジション調整のリスクは残るが、
高金利を背景にドルへの資金流入が続きそうだ。
多くのプレーヤーは米中貿易問題や、
地政学的リスク、
トランプ政権からの牽制球を気にしすぎて、
ドル上昇トレンドに乗れていない様に見える。
トランプ政権からの円高圧力があったとしても、
効果は一時的なのだろう。円をロングにしても、
金利はつかない。投資家はリターンが必要なのだ。
その意味では、
米長期金利3.1%は魅力的だ。
日本から投資すると為替リスクは当然あるが、
長期で複利運用すると、損益分岐点はかなり低い。
本日は、多少調整もあるかもしれないが、
長期的なドルの優位性は揺るがない。
過去、どの時期を考えても、現在以上に米国が魅力的に
見えたときはない。今が米国の黄金時代だろうか。
ユーロドル下落が続く
武田製薬とシャイアーのM&Aばかりが注目を浴びているが、
そもそも、いつ為替のフローが出てくるのか、
市場の噂では、既に大半が出切っているとの話だが、
そうした中、ユーロドルが安値を更新してきた。
特に海外からの受注が減少したとのことだが、
唯一納得できる理由を見つけ出すとすれば、
もしそうであれば、簡単に独・欧州経済は復活しない。
ドル上昇トレンドは意外に長続きするかも知れない。
米国株の動きに注意
バフェット氏がアップル株を買い増したとの報道が、
米国株はきれいな三角持ち合い状になっており、
遅行指標とはいえ、VIX指数も低下しており、
現状レベルでも決して割高とは言えない状況になりつつある。
もし米国株が三角持ち合いを上抜けした場合、
依然として、ガンドラック氏を始め、
アルゼンチンの状況や、
米雇用統計待ち
本日最大のイベントは米雇用統計。
数年前の動きと違い、
しかし、注目イベントであることには変わりはない。
最近の米経済は、インフレに関しては高まっているが、
価格上昇が需要を少し抑えている面があるとの指摘もあるが、
普通数字であれば、このところの欧州の数字が弱いので、
ユーロドルの続落に注意か。