米政治の混乱、マーケットについに波及するか?

トランプ政権の迷走が続き、

ついに経済政策のキーマンであるゲーリー・コーン氏が辞任するのではないかとの騒ぎにまでなっている。
噂だけでドル円は50銭近く下げたが、本当に辞任した場合、その衝撃は大きそうだ。

ドル円は鍵となる108円台をテストする段階に来た。
今年何度か108円台で底入れしたが、今回はドル円を買う材料を探すのが難しい状況だ。
何度か攻めてるうちに108円を割ってくるかもしれない。
その場合105円テストと言うことになる。

米国株が、大人しくショートカバーで上昇すれば、
ドル下落も終わるのだろうが、例年8月は大きな事件が起こりやすい。
ドル円ショートキープか。

ユーロドル高値を維持できず

バージニア州シャーロッツビルで白人至上主義者とその反対派が衝突する事態となったが、トランプ大統領はその問題への対応が疑問視され、その上「戦略・政策評議会」と「製造業評議会」の2つを解散させた。

その報道を受けて以降はドル独歩安となったが、ドル安も長続きせず、ユーロドルは再度1.1700を割り込む展開となっている。
1.1680辺りを割り込んでいくと、天井形成となりそうだが、手前の買いも厚いので、注視したい。

この数ヶ月、ユーロドルの再評価ともいえる動きとなっていたが、1.1680を割り込んで下落すると、一旦天井形成となりそうだ。
欧州も金利をどんどん引き上げていく状況でもない。

1.1680を巡るユーロドルの攻防が、今後のマーケット全体を決定するポイントになりそうな予感がする。

ドラギ総裁はジャクソンホールで新たな政策に言及はしない

東京引け後、「ECBドラギ総裁はジャクソンホールでは何ら新しい政策には言及しない」との報道があり、ユーロドルは1.1750前後から1.17割れへと急落しました。

ただ、1.17割れは買いが待っているようで、なかなか大きく下げません。

ドル円は、米朝関係改善を囃し堅調推移してますが、111円がレジスタンス。
手前が少し重くなってます。
目先少し調整があっても不思議ではないところ。

トレンドのある相場ではないので、目先の上げ下げを機敏に取っていきたいマーケットに見えます。

マティス国防長官の発言も変化

加熱する北朝鮮情勢。

これまでトランプ大統領が過激な発言を行っても、周囲(ティラーソン国務長官マティス国防長官)は冷静な発言に終止してたが、マティス国防長官の発言は明らかに変化している。

マティス米国防長官は、北朝鮮がグアム攻撃の用意があると表明したことを受けて、9日、北朝鮮に関する声明を発表、
「体制の崩壊や国民の破滅につながるような行動を考えるべきではない」と警告、
米国と同盟国は「世界で最も精密で、強力な防衛力と攻撃力を持っている」
北朝鮮が何をしても米国にはかなわず、軍拡競争や軍事紛争にも勝てないだろう」とけん制した。

北朝鮮はグアム攻撃計画を8月半ばまでに用意すると発言。
計画が発表されると、一段とリスクオフが進むだろう。
また、米側も反応せざるをえない。
もうすでに、チキンレースはヒートアップしすぎて、もう戻れない地点を通過しているのかもしれない。
ドル円ショートを維持したい。

ドル円予想

月曜日にGDPが発表されます。

恐らくドル買いになり戻りを試すと思われます。これが今週のドル円の戻り高値になりそうです。

既に三角下限を破れて越週しているので、明日の戻りが三角下限がレジスタンスになるか注目です。ちなみに月曜日は109.50付近に位置します。

マティス国防長官の発言も変化

加熱する北朝鮮情勢。

これまでトランプ大統領が過激な発言を行っても、周囲(ティラーソン国務長官マティス国防長官)は冷静な発言に終止してたが、マティス国防長官の発言は明らかに変化している。

マティス米国防長官は、北朝鮮がグアム攻撃の用意があると表明したことを受けて、9日、北朝鮮に関する声明を発表、
「体制の崩壊や国民の破滅につながるような行動を考えるべきではない」と警告、
米国と同盟国は「世界で最も精密で、強力な防衛力と攻撃力を持っている」
北朝鮮が何をしても米国にはかなわず、軍拡競争や軍事紛争にも勝てないだろう」とけん制した。

北朝鮮はグアム攻撃計画を8月半ばまでに用意すると発言。
計画が発表されると、一段とリスクオフが進むだろう。
また、米側も反応せざるをえない。
もうすでに、チキンレースはヒートアップしすぎて、もう戻れない地点を通過しているのかもしれない。
ドル円ショートを維持したい。